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 山行基本情報 

山名/山域 美濃市散策 
ジャンル 1.ハイキング 
日程 2015年11月15日(日) 
CL 会員番号 3229 
参加人数 8名 (女性6名、男性2名) 
文責 会員番号 3229 

 山行個別情報 

天気 曇りのち晴れ  ☀ ⛅ ⛅
アクセス 名鉄、JR高山線、長良川鉄道  🚘 🚃
コースタイム 名鉄名古屋駅7:30++名鉄新鵜沼…JR鵜沼++美濃太田++9:33美濃市駅…旧美濃町駅舎…清泰寺…岩陰遺跡…上有知湊灯台…美濃橋…12:00小倉山展望台(昼食)…あかりアート館…今井家住宅…うだつの町並み散策…美濃市駅15:40++美濃太田++JR鵜沼…名鉄新鵜沼++17:25名鉄名古屋⌚

 紀行文 感想/記録 

紀行文

ふわく山の会でいつまでたってもうだつの上がらない8名が、うだつを上げるべく『うだつの上がる町並みー美濃市』へと旅立つ。心配された雨も早朝にはあがり天も味方する。美濃太田からは情緒あふれる長良川鉄道で気分も軽やか。美濃市駅に降り立ったが、美濃市は三方を松倉山・古城山・誕生山に囲まれ南に濃尾平野が広がる地に長良川に沿って立地し、美濃和紙の生産と商取引で栄えた山紫水明の地である。

旧名鉄美濃町駅舎ー織田家武将金森長近の菩提寺である清泰寺ー縄文草創期の岩陰遺跡を経由して上有知湊灯台に至る。昭和初期までは美濃和紙の全国への物流拠点として栄えた川湊のなごりである。ここであゆ漁をしていた地元の漁師さんとあゆ漁談義。長良川に沿って5分ほど遡ると橋長113m日本最古の近代吊り橋である美濃橋に至る。皆、童心に帰って橋上ではしゃいでいるが、こんなことでうだつを上げれるのかいささか心配になってきた。小倉山展望台で美濃市街を見下ろし、正面に位置する誕生山の色ずきかけた紅葉を眺めながら昼食。

小倉山から下りて美濃市街へと入り、あかりアート館で美濃和紙で作られた優しい和風の明るさを堪能したのちに江戸中期の風情を残す今井家住宅を訪れるが、富裕な紙卸商の豪邸に目を奪われる。しかし何といっても目玉は、日本の音風景百選にも選ばれた水琴窟だ。内庭におかれた甕にひしゃくで水をかけると、澄んで優雅な音が我々の心に響き、何か急にうだつが上がってきたような気がし始めたのも不思議だ。後は美濃の街並みを散策。その頃には全員が本来の目的も忘れて名産品とお土産屋を覗き歩くのに忙しい時を過ごしたのであった。果たして、うだつを上げることができたのか?天のみぞ知る…

マメ知識 『うだつ』 → 本来、家屋間の防火壁として造られたものだが、徐々に装飾面に重きが置かれるようになり、富商が自己の財力を誇示する手段として豪華なうだつを建ち上げることを競い始めた。それが、うだつが上がるの語源となった。 

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