アルパイン部　妙義山、星穴岳縦走

中之嶽神社の鳥居を潜りいきなり階段の急登が待って居る。金剛山の分岐でハーネス、ヘルメットを装着して入山禁止の西岳へ急登を登って行く。狭い頂上からは今度は急降下して第一の懸垂下降地点へ着く。懸垂下降が終わると樹林帯の急傾斜を降りて狭いナイフリッジの岩稜帯を第二懸垂下降地点まで行き終了すると左に回り込んだ所が星穴【結び穴】への懸垂下降地点である。ザイルを二本つないで一気に結び穴まで降りる。

星穴からは三年前とは随分様子が変わりフイックスロープやテープの目印がやたらに着いて居てバリエーションの山の雰囲気が無く成り可也興醒めさせられた。

以前は懸垂下降や岩登り等の技術が要求されたのだが近頃は安易に技術的未熟者が入山して居る様だ。数年前にふわくが同じ山域を山行した時に星穴への懸垂でロープが絡み大変な事態に成った事が有るので懸垂下降の技術を充分に付けてから挑戦しよう。 

星穴岳への登山は中之嶽神社の鳥居を潜り金色の大黒さんの横からいきなり急な階段の登りから始まる。一般登山者立ち入り禁止の看板のかかる西岳へ登って行く。

岩稜帯は脆く手で岩をたたいて感触を確かめながら慎重に歩を進める。眼下には険しい山容の星穴岳が侵入者を拒む様に威圧感を見せて来る。

第一懸垂下降点を降りる急斜面の下りと成るがしっかりと足を踏ん張って降りて行こう。岩場のトラバース等を繰り返すと第二懸垂下降点に到着、此の懸垂は左に振られるので慎重に下降。下降地点から岩場を左に回り込むと星穴への懸垂下降地点に着く。

今回は星穴岳には登らずに星穴【結び穴】に直接降りた。50mのロープを2本つないで降りると星穴の前まで降りれる。50m一本でも良いが降りた所の足場が悪い。穴の大きさや景色に皆が感動していた。

星穴からの下りは三年前に来た時よりも下山道が分かりやすく危険個所にはロープが張られテープもべたべたに張られてルートファイティングの面白さが無く成って居た。

最後は中之嶽神社の階段の上に下山する。神社では秋祭りが行われて居た。