岳は「岩の殿堂」と呼ばれるに相応しい。屏風の鎧をまとった山頂部。その周辺には氷河が削り落とした荒々しい岩壁が林立し、正に「針の山」と言われて、何者の侵入を拒絶する。の岩壁に挑戦するクライマーはその弱点を突くルートしか許されない。常に厳しいコンディションの中の登攀が要求される。

剱岳前集合写真

剱岳前集合写真

4P目ナイフリッジ

4P目ナイフリッジ

 

 地図 <ルート図> 

.剣稜会ルートjpg 八峰ルート

 山行基本情報 

山名/山域 剱岳(2998m)八峰六峰Cフエース登攀 
ジャンル 6.アルパインクライミング 
日程 2015年8月8日(土)~10日(月) 
CL 会員番号2714 
参加人数 5名  男4名 女1名      特別参加 男2名 
文責 会員番号2714 

 山行個別情報 

天気 1日目 晴れ 2日目 晴れ 3日目 晴  ☀ ⛅ ⛅
アクセス マイカー  トロッコ  バス  🚘 🚃
コースタイム 8日 JR多治見駅7:00==立山駅12:20++美女平==室堂13:30・・剱沢テント場17:10
9日テント場3:00・・長次郎谷出会い4:30・・六峰Cフエース取付き7:00・・登攀開始9:50・・登攀終了14:50・・5.6ノコルへ懸垂下降・・懸垂下降終了17:30・・長次郎谷下降18:00・・剱沢雪渓登り返し・・剱沢テント場20:30                                             10日テント場8:00・・剱御前小屋8:50・・室堂12:00==美女平++立山駅13:30==立山IC==多治見駅前17:10  解散⌚
コース状況 八ッ峰でも人気コースなので既に先行パーティが8組程待機していた。大学の山岳部らしくロープワークも殆ど出来ないし頭大の落石は頻繁に起し非常に危険極まりないクライミングと成り予定より登攀終了が6時間程遅れてしまったので八ッ峰上半縦走と剱岳本峰登頂を断念して懸垂下降で5.6ノコルへ降りて剱沢雪渓を登り返してテント場に3時間半遅れで帰着した。 
共同装備 テント装備一式(6人用)  ロープ4(8mm×50m)  ツエルト2  コッフェル2   ガスバーナー一式 
概念図・地図 yatymine 

 紀行文 感想/記録 

紀行文

立山の駐車場は殆どが満杯で橋より手前のとんでもない所に駐車をして立山駅まで15分位歩いた。テント場は比較的空いて居た。

八ッ峰六峰Cフエースは流石に人気のコースでテント場を3時に出発して取付いたが既に8パーティ程が順番待ちをしていて登攀を開始するまでに3時間程待って居た。

お蔭で体は冷え切りおまけに先行パーティの頻繁に起す落石で肝を冷やした。登攀を開始しても先行パーティはなかなか進まず登攀終了まで5時間程懸り八ッ峰上半縦走と剱岳本峰への登頂は断念して懸垂下降で5.6ノコルへ下降した。

此の山行に先立って御在所で懸垂下降の練習を繰り返し訓練して来たので其の成果は充分に発揮できた。又、全行程が18時間近くも懸り体力的にもキツイ山行では有ったが全員が無事に終了する事が出来、未だ「ふわく山の会」にも素晴らしい会員がいた事を改めて誇りに思った。 

 写真  📷