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地図 <ヤマレコ><地形図>
ダウンロード→サギダル尾根核心部登攀詳細ルート図
山行基本情報
山行部・専門部 | アルパイン部 |
山名/山域 | 宝剣岳サギダル尾根 |
ジャンル | アルパインクライミング |
日程 | 2023年12月23日(土) |
CL | 会員番号 3028 |
参加人数 | 3人 |
文責 | 会員番号 3028 |
山行個別情報
天気 | 晴れ |
アクセス | マイカー |
コースタイム | 千畳敷9:40・・・10:40サギダル尾根取付・・・1Pスタート11:20・・・2Pスタート13:00・・・14:00サギダルの頭・・・14:35千畳敷ホテル前・ |
コース状況 | 10年に1回の寒波と言われたので、中間着を1枚余分に着たので、寒さは問題なく、風も殆どなく、前日までの降雪により岩に氷結。雪を払いながらの登攀となった。極楽平からはフカフカの雪を噛みしめて下山。 |
共同装備 | ロープ50m、スノーバー3本、ツエルト1個、 |
紀行文 感想/記録
紀行文 |
023年の山納めは、宝剣岳サギダル尾根の登攀山行でした。
12月23日クリスマスイブイブ、早朝5:15名古屋を出発。土岐で会員をピックアップして駒ヶ根に向かった。
駒ヶ根駅前の始発バス(午前8:00)に乗り込んだ。いつもは菅ノ台BCから行列で何とか乗車したが、2週間前の宝剣岳雪上訓練山行と同様に、駒ヶ根駅始発バスとした。やはり通の人達も10数人に乗り込んだ。途中菅ノ台で行列の乗客を乗せてしらび平へ。
ロープウェイに乗り換えて9:15に千畳敷に到着した。
装備を整えて出発。
駒ヶ岳神社で出発の礼拝をした後、一路サギダル尾根の取り付きへ。
もう既に5人ほど前を歩いている。
今日の天気は10年に一度の寒波だそうで、その対策として、上下とも一枚余分に着込んだこともあり寒くは無い。サギダルの取付きに到着したら、何とご見学の登山者2名がキックステップで恐々クライムダウンしてきた。ヘルメットもハーネス、装備無し。1人はストックとピッケルで降りてきている。話しかけると、「僕らはロープもないから無理ですね」と言っている。修行を積んで出直して来い、とアドバイス。
お二人はどうも僕らを抜いて行った奈良の江口ガイドさんに何らかの助言か無理出しされたと思う。
取付きのオベリスク岩に到着。1組(フォロー2人)が登攀中。このパーティーは奈良の江口ガイドのガイド山行だとInstagramで後日分かった次第だ。道理でリードの登山者(江口ガイド)がサッサとロープ出して、中間点も取り、お客様2人を同時に引き上げていたのだった。
この時既に時間は11時を過ぎていた。
1ピッチ目、灌木に支点を取り横になった舌岩にカムを入れ何とか登り上がり、お助けスリングを掛けて、一気にトラバースまでは良かったが、核心の背ビレ岩のアイゼンを掛ける窪みに乗れず何度もずり落ちる。もう今回は撤退しようと口走ったけど、背ビレ岩の右から乗越したらすんなりと登り上がり、ワイヤーが掛かった岩に到着。
ここでもアクシデント発生。左アイゼンが外れてしまいまたここで時間ロスした。やっと引上げセットを構築したら、2番手のS君(アッセンダー登攀)に登ってもらう。彼は身長も有り、上手く身のこなしも良く順調に登ってきた。ラストはAyuさん。身体能力が高くアスリートの彼女。でもアルパインクライミングの経験が殆ど無いが、手こずりながら登ってきた。支点回収がまだまだ未熟であるが、ロープで引上げられているので背ビレ岩を何とか登った。
2ピッチ目は、灌木帯を潜り抜け、雪稜帯のハイマツの3カ所支点構築。
岩場の上のハイマツに終了点を構築。
50mロープほぼいっぱいの長さ。
2人ともリズミカルに登り、終了点で記念撮影。
やっとサギダルの頭に到着。時間を見たらもう直ぐ2時。登攀具を整理して下山開始2時。極楽平に通じる登山道まで降りてきて、極楽平手前の斜面で、三沢岳から登山者グループ4人と合流してフカフカの斜面を駆け降りた。千畳敷ホテル前に2時半。
コーヒーショップ前で休憩して最終のロープウェイで下山しました。駒ヶ根駅前の「水車」でソースカツ丼を食べて帰名した。
今回のサギダル尾根は積雪後であったため、3月の岩が露出した状態に比べて雪を掻き分けて、カムを入れたり、アイゼンの前爪を置く位置を探したりと、難易度が上がり苦労したが、アイゼンが度々外れてしまったのが調整不足で大いに反省したい。
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