地図 <ヤマレコ><地形図> 

 山行基本情報 

山行部・専門部 夏山 A-5 アルパイン部
山名/山域 剱岳源次郎尾根
ジャンル 無雪期バリエーション
日程 2023年8月4日(金)~6日(日)
CL 会員番号 3028
参加人数 8人
文責 会員番号 8人

 山行個別情報 

天気 4日晴れ 5日晴れ一時雨 6日晴れ
アクセス マイカー、立山ケーブル、バス
コースタイム

8/4名古屋6:30==10:00立山駅駐車場10:40++美女平==11:40室堂12:00・・・14:40剣御前小屋・・・15:40剱沢キャンプ場  8/5テント場5:00・・・5:15源次郎尾根取付・・・8:40一峰・・・9:40二峰・・・懸垂下降地点10:50・・・12:00剱岳頂上12:20・・・14:00前剱・・・15:10剣山荘・・・16:00剱沢キャンプ場 8/6テント場7:00・・・10:45室堂==美女平++12:00立山駅==14:00吉峰温泉==スシ玉==19:30名古屋

コース状況 第一岩場のお助けロープが短くなっていたので、スリングで延長して登攀
第二岩場はハーケンにスリングをかけてA 0で登り後続の為にロープフィックスしてアッセンダーで登攀
2峰の懸垂下降の支点が新しいリングボルトがあったが、この支点を使うと岩にロープが擦れてヤバいので、古い鎖を支点で使用した
共同装備 テント(エスパース4人用、モンベル3人用、アライ2人用)ロープ50m×2本、ツルルト3

 紀行文 感想/記録 

紀行文

CLの70歳記念、遂に最後の剱岳源次郎尾根山行を終了しました。今までの源次郎尾根の反省を元に準備万全の体制で臨みました。
剱沢キャンプ場を朝4:00出発。剱沢雪渓を下降して源次郎尾根の取り付きに到着。
第一岩場、第二岩場を乗り越えて、白いスラブ、尾根が屈曲する付近のテラスで休憩。脆い岩の斜面へ変化してチムニー(凹角状)を上り詰める。ここを過ぎると浮石の斜面。1峰に続く稜線に出た。1峰で大休止。1峰からはクライムダウンし、2峰の登り返しは岩とハイマツのコンタクトラインを攻めると意外に簡単に2峰の右トラバースに続き、懸垂下降地点に到着した。
立教大学の登山部がちょうどラペリング中。少し待って新しいリングボルトにロープをセットしたが、どうもこの新しいリングボルトを使うと岩角にロープが擦れてヤバそうなので、途中から古い極太鎖に再セットし直し、8人全員が上手く下降した。
2峰のコルからは天気が良ければ本峰が見えてルートラインが見えてくるが、霧で見えないときは可成りルーファイが困難になる。途中、途中でヤマレコの軌跡を頼りに、過去の山行の記憶、自分が撮影した動画を思い出しながらルートを見失わないように注意して頂上に辿り着いた。
カニのたてばい、平蔵谷の頭、前剱、一服剱を降り剱沢キャンプ場に帰ってきた。約12時間の超充実した思い出が詰まった山行であった。
今回の剱岳源次郎尾根山行が自分として、最後の聖戦と言えるものとなった。

 写真