アルパイン部　スノーチャレンジ「天狗岳

毎年恒例のスノーチャレンジは第９回となった。本格雪山に挑戦するためにも北八ヶ岳・天狗岳での訓練は欠かさない山域である。毎度のことだが、参加者は多く名古屋からマイクロバスでの移動となり、AOYMさんにはいつも脱帽である。さて、中央高速道路の多治見あたりから既に薄っすらと雪が積もり、冠雪した恵那山、南アルプス、中央アルプスの眺望が眩しい。渋の湯までの道は積雪が有りアイスバーンとなっていたが、流石AOYM氏！見事に急坂もチェーン無しで到着した。アイゼンを装備して目指すは黒百合ヒュッテ！積雪した木々はアイスモンスターのような形になりつつある。１時30分過ぎに黒百合ヒュッテに到着。

早速、ヒュッテの前のガマ岩の丘で滑落停止訓練を開始した。モフモフの雪のためスピードも出ず途中で止まってしまう会員も！余りの寒さでギブアップして一時小屋へ避難！　中山峠まで散歩部隊もいたが、やはり、小屋でのビールの一杯は美味いもんだ！　懇親の後、夕食を摂って3階屋根裏部屋貸し切りで睡眠となった。

2日目、6時朝食をとり、7時に小屋前に集合して、出発。小屋の温度計は、氷点下17.5℃。風も強く雲が凄い勢いで通過している。風もうなっている。ホントにいけるのか？途中撤退も有りだよ！とみんなに声をかける。最初の岩場を過ぎての急登からグイグイ高度上げて、頂上直下の天狗岩付近を慎重に通過した。ゴーグルの中から見上げるともうそこには、頂上の印がみえた。「あと、一息だ！」仲間たちを引っ張るように頂上までひたすら登る。午前8：30頂上到着。仲間たちとピッケルタッチをする。余りの強風・寒さで記念写真もとれず、さっさと下山。一人の落後者もなく頂上を極めた。今回の参加者はケッコウ強かった。

スノーチャレンジは、残すところ3月末の後立山連峰の唐松岳となる。アルプスの雄大な景色を是非とも仲間たちと共有したいものだ！