地図 <ヤマレコ><地形図> 

 山行基本情報 

山行部・専門部 アルパイン部
山名/山域 立山
ジャンル 残雪期縦走
日程 2022年5月20日~22日
CL 会員番号3028
参加人数 3人
文責 会員番号3028

 山行個別情報 

天気 20日:晴れ 21日 雪時々霧
アクセス マイカー
コースタイム

1日目:室堂12:00…15:00剣御前小屋 2日目小屋7:00…7:30別山…8:30真砂岳…9:20富士の折立9:25…9:45大汝山…10:30雄山(雄山神社)…11:30一ノ越山荘11:40・・・12:10浄土山12:20・・・13:20一ノ越山荘 3日目一ノ越山荘8:00・・・9:00室堂バスターミナル

コース状況 稜線の80%は夏道だが、富士の折立から大汝山は雪稜歩きとなる。浄土山も80%が雪稜歩きとなる。室堂から剣御前小屋間は、赤旗のコースを登り、一の越山荘から室堂間も赤旗に沿って降る
共同装備 ロープ50m、スノーバー、ツエルト

 紀行文 感想/記録 

紀行文

3年ぶりに残雪期立山縦走と龍王岳東尾根の山行を計画。3人で5月20日名古屋を早朝出発した。約4時間で立山駅に到着してケーブルカー、連絡バスで室堂に到着。立食いの立山そばで、白エビかき揚げそばを食べ、12時室堂出発。室堂から雷鳥沢キャンプ場までは夏道と雪道で昇り降り。みくりが池のドラゴンアイもちょっと鑑賞。

雷鳥沢の称名川らしきクレバスを横切って雷鳥尾根付近の赤旗に沿って雪稜を地味に登る。約3時間で剣御前小屋に到着。さっそくお疲れ様ビールで乾杯。談話室でまったり。夕食では宿泊客はたった9人。

2日目翌朝もまったりして出発は7時。小屋を出て僅か2分で雷鳥さんに出会う。夏道で別山へ。雪がパラパラ降ってきたが季節外れの降雪は何故か暖かく感じる。別山の祠で安全祈願して真砂岳に向かうが冬靴で歩くので結構疲れる。雪が本格的に降り出してきたので、レインパンツを履く。富士の折立の急登を過ぎると雪稜が出現。大汝山無料休憩所目指すが殆どホワイトアウト状態となり、GPSのお世話に!200mほど歩くと無料休憩所発見。ホットする。ここを過ぎれば後は雄山の祠の岩峰を目指すだけ。前方の岩峰が霧の中から出現。社務所の鳥居が雪に埋まって低いので頭が当たってしまった。雄山神社の参道の階段を登り神社へ。記念写真を撮って下山。50分ほどで一ノ越山荘に到着した。まだ11時半過ぎのため浄土山に向かう。左手にはガスの中から龍王岳の威容が出現。おっと龍王岳は殆ど雪が溶けて真っ黒の岩山に戻っているではないか!頂上あたりのルンゼ100mほど雪稜が残っているだけ。明日は雪稜登攀で登るぞ!と意気揚々と考えていたが、何だか雪稜無しの東尾根、明日の登攀は急に萎えてしまった。何度も雄の雷鳥から見下ろされた気分。でも今日の雷鳥さんとの出会いは10回?登山者より雷鳥に出会う回数が多い。縦走中誰も出会う事が無い。静かな山行で立山を独り占め、雷鳥も独り占めした気分。

初めての一ノ越山荘。チェックインした時誰も宿泊していない感じ。ガラーンとした山小屋。小屋の親父が愛想笑いして出てきた。食堂で自由に飲食して良いよ、と言われホットした。さっそくビールで乾杯の儀式。この立山縦走山旅はホント熟睡でき、しかも快食快便のオマケ付き。

3日目はホントは龍王岳東尾根の登攀だったが、岩山と化したルートに萎えてしまい早々と撤退としてしまった。撤退と決まったら脱兎のごとく一路室堂、立山駅、吉峰温泉、富山駅マルシュのすし玉に直行とあいなった。すし玉で富山特選11巻を完食。富山ブラックラーメンや蛍イカ沖漬けなどお土産を一杯買い込み、高速をすっ飛ばし帰名。

龍王岳東尾根の登攀は来シーズンに期待する事に。でも秋にもユルパイン山行で登りますが。(3028)

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