地図 <ヤマレコ><地形図>
山行基本情報
山行部・専門部 | アルパイン部 |
山名/山域 | 奥穂高岳 |
ジャンル | 積雪期ピークハント |
日程 | 2022年5月2日~4日 |
CL | 会員番号3028 |
参加人数 | 3人 |
文責 | 会員番号3028 |
山行個別情報
天気 | 2日晴れのち雪 3日快晴 4日晴れ |
アクセス | マイカー |
コースタイム | 1日目:上高地7:40・・・14:00涸沢ヒュッテ 2日目:涸沢ヒュッテ7:05・・・ザイテングラード左側登攀・・・9:55穂高岳山荘10:15・・・11:45奥穂高岳12:00・・・12:55穂高岳山荘13:20・・・13:55涸沢岳14:10・・・14:30穂高岳山荘 3日目:穂高岳山荘6:35・・・8:00涸沢8:30・・・11:00横尾・・・11:50徳澤12:10・・・13:10明神・・・14:00上高地 |
コース状況 | 本谷橋から積雪有り、アイゼン装着必須。涸沢から白出のコル(穂高岳山荘)の小豆沢はこの時期はブロック雪崩が頻発するためザイテングラードの左側を登攀する 穂高岳山荘からは夏道の梯子・クサリに沿って登り、30mほどの雪壁をダブルバイルでクライムアップする。西尾根を乗越すと夏道に沿って頂上を目指す。 |
共同装備 | 30mロープ2本 スノーバー3本、ツエルト1個、捨て縄・捨てビナ少々 |
紀行文 感想/記録
紀行文 |
積年の願望が実現!ゴールデンウィークの奥穂高岳登頂しました。 初日の5月2日、早朝4時に名古屋を出発し、平湯温泉からタクシーで一路上高地へ。2日朝7時ごろはちょうど平日のためまだ観光客は少なく、快適に徳澤・横尾に向かう。本谷橋から雪道となる。アイゼンはココから装着した。本谷橋からの道は小屋の方々が苦労して雪切りした道で、途中途中にはベンガラ赤が吹き付けてあり明瞭な登山道に変身していた。涸沢ヒュッテの屋根が見える辺りから雪が降りだしてきた。到着するころには本格的な降雪となった。涸沢ヒュッテで先ずは喉を潤すためおでんとビールを頂き至極の時間を味わう。午後7時過ぎても外は雪が深々と降り積もり凡そ30cmは積もっている。ヒュッテの玄関でバックカントリーのスキーヤーや登山者達が明日の雪の状態を話し合っていたので、仲間に入れてもらい白出のコルまでのルート談義となった。新雪が30cmはつもったからあちらこちらでブロック雪崩、表層雪崩の発生が危惧された。夜の内に小豆沢の左側から雪崩が有りデフリも確認。 5月3日、奥穂アタックの日。前日ルート談義で懇意となった2人の登山者と我々ふわく3人の計5人でザイテングラードの左側を進むことで登り始めた。ふわく3人で先導してザイテングラードの岩場よりのルートを取って登り、途中ハイマツ帯での急登ではダガーポジションでの登攀となったが、全員頑張って登り切った。ガイド山行はアンザイレンでの登攀が目立った。約3時間弱で白出のコルに到着。 奥穂高岳の登攀準備を行い、3人で登ることになった。最初の取付き付近は雪がついている程度で、アイゼンをガチガチさせながら梯子を登り、鎖場を超えたあたりでの雪壁ではダブルバイルでクライムアップ。奥穂のヒラリーステップ(エベレスト頂上のヒラリーステップの渋滞を思い出し急遽名づけた)では気分が最高にハイとなったクライマーズハイの状態でサミットに到着。写真を撮るのも忘れてジャンダルムや槍ヶ岳などに魅入ること15分。何と頂上は無風。 降りに全神経を集中して下山開始。 雪壁をバックステップでクライムダウン。長い雪壁は危険回避のため、敢えて岩稜帯をクライムダウンして鎖場・梯子に到達。 2時間半程の行程だったが久々の充実感に溢れたサミットアタックだった。アタック終了後、涸沢岳には自分以外が行くことに! 往復1時間も掛からない涸沢岳は奥穂に比べて難易度可成り低く、3度も登った仲間もいた。今回のサミットアタックでは涸沢ヒュッテから同行頂いた某カメラマン氏と共に頂上を極めたが、聞くところによると海外取材の多い〇〇カメラマンだそうだ。ご一緒に頂上までご一緒頂いた仲間に感謝! さて、5月4日は下山の日。2日に降った雪が結構締まっていて状態も良く、山岳警備隊に確認し、早朝から小豆沢を速攻下って下山することになった。昇り3時間掛かったところ、降りは1時間弱で降り切ってしまった。目指すは昼食のための徳澤へ。徳澤園でチャーハンやカレーうどんなどを食べて上高地に午後2時到着。上高地のバス待ちの列が500m。タクシーの列も長い。実は明神でタクシーに事前予約しておいたお陰で直ぐに乗車し平湯に戻った。タクシーの運転手から高山の日帰り温泉の無料券を頂き、得した気分で入浴。高山市内で早い夕食を摂って帰名した。 ただ残念なことがひとつあった。高山の飛騨牛焼肉「灯り屋」が予約で満員。他の焼き肉屋も満員で諦めて寿司屋に行ったこと。やっぱり登山の後は「肉」でしょう!! |
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