蓮華岳

 地図 <ヤマレコ><地形図> 

 山行基本情報 

山行部・専門部 夏山実行委員会
山名/山域 夏山No.2 針ノ木岳・蓮華岳・七倉岳
ジャンル 無雪期ピークハント
日程 2021年7月24日(土)~7月27日(火)
CL 会員番号 2784
参加人数 6名(男性1名、女性5名)
文責 会員番号 2784、3431、3507、3512、3524

 山行個別情報 

天気 1日:晴れ、2日:晴れ、3日:晴れ、4日:曇り
アクセス 公共交通機関、タクシー
コースタイム 1日 名古屋駅7:00++10:18信濃大町==10:50柏原新道登山口…15:25種池山荘(泊)
2日 種池山荘6:00…8:35新越山荘…11:15赤沢岳(昼食)…13:55スバリ岳…15:00針ノ木岳…16:15針ノ木小屋(泊)
3日 針ノ木小屋6:10…7:35蓮華岳…11:30北葛岳…14:45船窪小屋(伯)
4日 船窪小屋5:45…6:30天狗の庭…7:20鼻付八丁…9:55七倉登山口==12:00信濃大町++名古屋(解散)
コース状況 種池小屋から新越乗越までは高山植物の宝庫。赤沢岳からスバリ岳まではガレ場、岩場の連続のなので注意を要する。北葛岳は鎖場が連続しているので三点確保で慎重に。天狗の庭から先は梯子が連続するので要注意。
共同装備 補助ロープ、ツェルト

 紀行文 感想/記録 

紀行文
24日:柏原新道登山口から種池山荘までの標高差が1,120mを危険箇所も有り、険しい登山道でしたが、これから登る山脈の美しさや可憐な高山植物に癒やされながら歩きました。小屋に荷物を置いて、爺ヶ岳へ行く予定でしたが、雲行きも怪しくなりましたので登頂は諦めました。中止して正解で、その後猛烈な雨模様になりましたので山小屋で寛ぎタイムをとり、2日目の天気の回復を願い、早めに就寝ました。
 
25日:夜中に降った雨はすっかり上がり遠くに鹿島槍岳の雄姿が見られました。6時に出発してすぐ、お花畑の出現。ミヤマキンポウゲ、シナノキンバイ、キヌガサソウの群生。中には、珍しい薄ピンクのキヌガサソウも見られました。そうこうするうちに第1のピーク2623mの「岩小屋沢岳」に到着。歩き始めて2時間半、「新越乗越山荘」に到着し、ほっと一息、コーヒータイム。歩き始めてから4時間、「鳴沢岳」山頂に到達。北側には所々の沢筋に残雪をまとった立山連峰が雄々しい姿を見せていました。11時過ぎに漸く「赤沢岳」に到着。眼下に広がる黒部湖の姿や、コバルトブルーの湖水にただただ見とれるばかりでした。一息入れて,再出発。ここからが今日の核心部。切れ落ちたやせ尾根通過に神経を使いました。午後2時、「スバリ岳」山頂に到着。今日の4つめのピークです。鞍部から登り返して、最後のピーク2820mの「針ノ木岳」に到着しました。
 
26日:蓮華岳へはコマクサの群生地が続く登山道を歩いた。北葛岳~七倉岳への道は長い鎖場が続く急坂やワイヤーなどが多数あり、気を抜けない岩稜の道であった。雷鳥の親子や高山植物に癒やされながら、無事3日目の行程を終えた。船窪小屋では、お兄さんたちに先代のお話などを聞き、楽しい一時を過ごした。
 
27日:前日、台風の影響もあり七倉登山口に下山変更することを決めました。当然カッパを着て下山するつもりです。ところが、朝起きてみると山の景色の素晴らしいこと!!台風が少しだけ北にそれたのです。船窪小屋の鐘に見送られながら、私達は出発しました。天狗の庭からダムと北アルプスの山々を見ながらゆっくり下りました。その後は沢山の根っこもあり、厳しい梯子の連続です。気を緩めることなく鼻突八丁・岩小屋を経て七倉登山口へ4時間位で下山しました。しばらくして雨が降ってきて、大糸線の前で達成感も有り、みんなにっこりです。素晴らしいメンバー・コース、夏山って良いですね。

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