地図 <ヤマレコ><地形図> 

 山行基本情報 

山行部・専門部 ハイキング部
山名/山域 名古屋市千種区 平和公園  定例土曜日東山ウォーク
ジャンル ハイキング
日程 2021年2月27日
CL 会員番号185
参加人数 33名(男7名・女26名)
文責 会員番号3405

 山行個別情報 

天気 晴れ
アクセス 電車、バス
コースタイム 集合場所13:10・・・13:20東星ふれあい広場13:35・・・14:05二等三角点14:10・・・14:30梅林14:35・・・14:40平和公園会館14:50・・・15:00平和堂・伊勢湾台風殉難者慰霊碑15:10・・・徳川宗春墓碑15:20・・・おちょうの墓15:30・・・15:35平手政秀墓碑・伊藤圭介の碑15:45・・・黒川治愿の碑15:50・・・15:55メタセコイア広場
コース状況 東星ふれあい広場から一万歩コースに入る。二等三角点に寄って梅林へ。平和堂からは墓地巡り。最後にメタセコイア広場から公園を出て出発地に戻る。総じて多少のアップダウンはあるが、手軽なハイキングコース。
共同装備  

 紀行文 感想/記録 

紀行文

毎週土曜日恒例の「東山ウォーク」。今回はいつものウォーキングに加え、CL堀さんのガイドで、平和公園の著名人の墓を巡るという趣向がプラスされていました。いい陽気にも誘われ、参加者は33名と大盛況。入会間もない若い方の参加もありました。

集合場所から少し移動し、東星ふれあい広場で自己紹介とストレッチ。ここから平和公園1万歩コースに入ります。入り口から1.3kmの地点で山道に入り、旧名古屋市最高地点の二等三角点に寄り道。再びコースに戻り梅林へ。満開に近い梅が迎えてくれました。トイレ休憩に平和公園会館に寄ってから平和堂へ。ここから史跡巡りとなり、堀さんの名調子による解説に引き付けられました。平和堂の建物や中に安置されている千手観音の解説。なぜ日中戦争のさなかに千手観音が中国から日本に贈られたのか、興味がわきました。

次は隣にある伊勢湾台風殉難者慰霊碑。この地方の70代前後より以降の年代の人々には、この時の記憶は強烈です。ここから少し移動したところに、建中寺の徳川宗春と陳元贇の墓碑があります。後者はちんげんぴんと読んで、尾張徳川藩祖の義直に仕えたそうです。義直は知らなくても宗春の方はよく知られていますね。次に猫ヶ洞池の方に移動して、清水次郎長の先妻・おちょうの墓に驚かされた後、小高いところにある平手政秀の墓へ。うつけの信長を諫めるために自刃したとされます。なかなか年代を感じる墓でした。

そのすぐ近くに植物学の先駆者で、初の理学博士という伊藤圭介の碑があります。高さ2m以上の石碑で梅と思われる彫刻が施されており見事なものでした。「おしべ」「めしべ」を命名したという、この郷土の偉人を知っておいてもいいと、不明を恥じました。

坂を下りて最後に、堀さんとっておきという黒川治愿(はるよし)の頌徳碑を見学しました。堀川と庄内川を運河で結ぶ治水事業を行い、名古屋に「黒川」の地名を残した偉人とのこと。堀さんによると今回、計画の1/3しか消化できなかったそうですが、誰も十分に満たされた思いで、6km、3時間を歩ききることができました。感謝です。

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