入笠山山頂で全員集合

 地図 <ヤマレコ><地形図> 

 山行基本情報 

山行部・専門部 伊那山地/陣馬形山、南アルプス/入笠山
山名/山域 気象クラブ空見山行
ジャンル 積雪期ピークハント
日程 2019年 1月26日(土)~27日(日)
CL 会員番号 1620
参加人数 14人
文責 会員番号 3240

 山行個別情報 

天気 26日:曇り時々晴れ  27日:快晴
アクセス マイクロバス
コースタイム 26日:名古屋駅7:00==美里登山口10:00・・・10:30百年の柿木(空見観察)・・・13:00山頂(空見)・・・13:30キャンプ場小屋(昼食)・・・登山口16:00==宿(望岳荘)
27日:宿8:00==9:40富士見パノラマスキー場~10:20ゴンドラ山頂駅(空見)・・・11:00マナスル荘(空見)・・・12:00入笠山山頂12:30・・・14:00山彦山荘横トイレ(休憩)・・・ゴンドラ山頂駅15:05~麓駅==18:30名古屋駅
コース状況 陣馬形山:薄い雪があったが、アイゼン不要だった。
入笠山:積雪あり、マナスル荘でアイゼン着用。下山時はトイレからワカンに替えての走行訓練にした。
共同装備 ロープ1、ツエルト2、バーナー1

 紀行文 感想/記録 

紀行文 CLの提案により、気象クラブの空見(そらみ)山行としては初の雪山挑戦となりました。
空見山行は2日前に皆が集まって、当日の天気予報をします。26日は曇りで日が射すことも。頂上の気温は-5℃、北西の風5m/s程度。27日は快晴に近い晴れ。気温-11℃、北西の風で10m/sを超えることもある強い風で体感気温はとても寒い、と予想しました。
初日は陣馬形山です。予想より日が射していました。登山口から頂上までうっすらと雪がある程度で、アイゼンなしで登れました。
頂上は360°の見晴らしで、向かいの中央アルプスが良く見えました。先ずは空見です。空見は実際には雲を見て天気を観察します。気温は予想より高めの-3℃程度。ただ冷たい風が吹くと瞬間的に-5℃になりました。風も予想より弱く2~3m/s程度でした。その後、キャンプ場の小屋の中で昼食を取り下山。中川村の村営の宿、望岳荘に泊まりました。
宿はお風呂もあり、夕食も美味しくいただきました。食後、気象についての体験談を皆で紹介しあいました。
翌朝、宿の正面に見える空木岳付近の中央アルプスが見事なモルゲンロートになりました。そしてマイクロバスで入笠山へ移動。ロープウェイで標高を稼いでから、いよいよ雪山登山。雲ひとつない完璧な快晴です。
先ずはアイゼンなして雪の上を歩き、マナスル荘からアイゼンを付けました。不慣れな人も、SLに見てもらって無事装着できました。
目の前は樹氷がついた美しい雪景色。見上げればスカイブルーの空。快適この上ない登り道でした。
頂上では快晴の空の下、360°の眺め。八ヶ岳から南アルプス、富士山。反対側には中央アルプスから北アルプスまで。全部見事に見えました。最高の景色です。
雲がないと空見にならないのですが、皆で空も見ました。気温は-9℃、風は2~3m/sと、予想より気温がちょっと高く、風も弱かったので快適でした。体感気温がもっと寒い予想でしたので、外れて皆さん大喜びでした。
下山時は途中でアイゼンからワカンに替え、ワカンでの走行訓練をしました。ワカンは初めての人もいましたが、新雪の上を快適に歩きました。
空見山行としては好天になり過ぎましたが、最高の雪山体験となりました。

 写真