裏道下山口 戦い終わって!

 地図 <ヤマレコ><地形図> 

 山行基本情報 

山行部・専門部 アルパイン部 
山名/山域 御在所岳・奥又ルンゼ 
ジャンル アイスクライミング・マルチピッチ 
日程 2018年2月4日(日)
CL 会員番号 2714 
参加人数 10名( 男7名 女3名 ) 
文責 会員番号 3028 

 山行個別情報 

天気 晴れ
アクセス マイカー
コースタイム  裏道登山口8:10・・・9:05藤内小屋・・・9:30藤内沢出会・・・10:45奥又ルンゼ下部・・・14:20奥又ルンゼ登攀終了・・・14:55中道・・・15:10裏道下山口・・・16:30藤内小屋・・・17:10裏道登山口駐車場
コース状況 奥又の氷は絶妙に仕上がっているが、この2-3日は気温が高めのため、氷自体が柔らかくバイルもアイゼンもきっちり食い込みコンディションは上々であった 
共同装備 トップは、アイススクリュー5本、各自50mロープ、アイスバイル、アイスアイゼン 

 紀行文 感想/記録 

紀行文

今年の冬は、雪も降り、気温も低めでアイスクライミングにとって絶好のチャンスである。師匠達は前日から御在所に入り、αルンゼで訓練を実施。2月4日名古屋からの出発組みはマイカーでそれぞれスカイラインゲート前に8時前に集合。

裏道登山道から出発し、藤内小屋に着いたところ、結構な人出で何れもアイスバイルをザックに付けているようで、奥又や三ルンゼが渋滞しそうな雰囲気であった。
藤内沢出会いで装備を付けて、藤内滝横の雪氷を登り、第2ルンゼを登上すると中尾根の岩稜帯が一望できるところに到着。

チョット乗り越すとそこには、奥又の壁、ツルムが一望だ。久々の奥又に緊張が走る。MOKさんがリードで登り、MZTさん、SGOKさんが、2番手、3番手のリードで登攀。奥又のビレイポイントで順番待ち。下から吹き上げる極寒の風が容赦なく体温を奪っていく。手足が悴み、痛くなった仲間もいるようだ。奥又の壁のガリーを登り、1ピッチで壁横のビレーポイントに到着。ここでも結構待ち時間があり、寒さで手足が悴み、足が攣りそうになる。

2ピッチ目は、ルンゼ上の左側の樹木帯でピッチをきる。ここにくるとルンゼが一望でき、正に「氷の滑め」の様相だ。

3ピッチ目を登攀すれば本日の終了点だ。ここまで飲まず食わずで夢中に登ってきた。時間は何と午後2時を過ぎている、パンを齧って熱い紅茶を飲んで3時ごろに中道登山道に到着。記念写真を取り、裏道を下山した。

久々のブルーアイスと絶景の風景を楽しみながらの登攀で、奥又は本当に素晴らしい所と実感した。年に1回しか来れないが、また来年もチャレンジしたいコースである。 

 写真