赤岳主稜

赤岳主稜

 地図 <概念図> 

赤岳主稜トポ

 山行基本情報 

山名/山域 八ヶ岳 赤岳主稜 
ジャンル  6.アルパインクライミング
日程 2016/3/19~20 
CL 会員番号2971 
参加人数 3名(男性3名) 
文責 会員番号2971 

 山行個別情報 

天気   ☀ ⛅ ⛅
アクセス 自家用車  🚘 🚃
コースタイム 19日:名古屋7:30-美濃戸11:00-行者小屋14:20(泊)
20日:4:30行者小屋-主稜登攀スタート6:30-赤岳頂上11:30-行者小屋13:10-美濃戸15:10-入浴・食事-名古屋20:00⌚
コース状況 アプローチの文三郎道には雪があり歩きやすかった。主稜は雪が少なかったためバイルをきかせて登ることができず、ほとんど手での登攀で体力の消耗がはげしかった。 
共同装備 ツエルト バーナー一式 
概念図・地図 赤岳主稜3 

 紀行文 感想/記録 

紀行文

今シーズンの冬山の仕上げにSOさんとMMさんの3人で赤岳主稜を登攀しました。

冬の赤岳と聞くと多くの人が地蔵の頭側から見る“白銀の輝きを放ってそびえ立つ美しい姿”を思い浮かべますが、その西側の斜面には決して美しいとは言えない赤褐色の大岩稜帯が人の侵入を拒むかのように激しく厳しく連なっています。

この中に「八ヶ岳冬季バリエーションルート赤岳主稜」があります。氷でひっついているだけのいつ剥がれるか解らない岩肌に神経を使いながら、長い8ピッチのクライミングに体力を奪われながら、苦しい思いをしてダイレクトに赤岳頂上を目指すこのルートは“自然の条件をそのまま受け入れ、それに対し人間がどのように対処できるかを試す”冒険性にあふれた好ルートです。

今回のパーティは登攀技術・安全確保技術・ザイルワークのアルパインクライミングを一緒に練習しているメンバーなので何の問題もなく頂上を踏むことができました。好天にも恵まれ山との“一期一会”を感じた山行でした。  

 写真  📷