第51回鈴鹿山系清掃登山ということで、藤原岳に生息するハルザキヤマガラシの駆除に参加させてもらいました。
ハルザキヤマガラシは全国に繁殖する外来種の一つです。アブラナ科の多年草で、花は黄色く見た目は菜の花によく似ています。
藤原岳9合目付近に多く生息するということで、参加者全員で避難小屋を目指します。途中、青モミジからの木漏れ日や、大きく背丈を伸ばしたバイケイソウなど初夏を堪能しながら歩きました。
避難小屋で腹ごしらえを済ませて、いよいよ本日のメインイベント、ハルザキヤマガラシの駆除に取り掛かるぞ!と、生息地に向かいましたが・・・?それらしい草は生えてない様子。どうやら今年はあまり見当たらないとのこと。鎌やハサミを準備して行ったので拍子抜けする感じでしたが、しゃがんでよーく見ると、5センチ位の芽があちらこちらに伸びていたので、それらを根元から抜き取ることにしました。
駆除を終えて避難小屋の前で、関係者代表から集計結果の報告があり、11団体と一般から合わせて160名以上の参加があり36袋回収できたということでした。ふわく自然保護部のTさんが「鈴鹿山系清掃登山山頂アピール」を代表で読み上げた後、散会、下山となりました。下山前に小屋の周りに捨てられたガラス瓶の欠片を拾い集めたところ、レジ袋一杯になりました。
このような活動を続けていくことで、いつまでも「花の百名山」の名に相応しい藤原岳の自然を、未来に残していきたいと思いました。
|