地図 <ヤマレコ><地形図>
山行基本情報
山行部・専門部 | アルパイン部 |
山名/山域 | 剱岳早月尾根 |
ジャンル | 残雪期ピークハント |
日程 | 2022年5月27日(金)~30日(月) |
CL | 会員番号3570 |
参加人数 | 8名 |
文責 | 会員番号3570 |
山行個別情報
天気 | 晴れ |
アクセス | マイカー |
コースタイム | 28日7:10馬場島(標高760m)…7:55松尾平…9:40標高1,600m…11:40標高1,920m三角点…13:25早月小屋(標高2,210m)(テント泊) 29日5:35テント…7:15標高2,600m…8:25標高2,800m…9:10獅子頭(標高2,900m)…9:45~10:15剱岳(標高2,999m)…14:30テント(泊) 30日6:20テント(撤収)…10:35馬場島 |
コース状況 | 獅子頭付近の岩場も、鎖場の雪が溶けて鎖がほとんど岩の上または雪上に出ていたので、これを使って鎖場ルートをロープなしで登降できた。 |
共同装備 | 共同テント、ガス・コッフェルセット、スコップ、30mロープ |
紀行文 感想/記録
紀行文 |
今回の山行は天候に恵まれ、予定どおりメンバー8人全員が剱岳に登頂することができた。 1日目は、馬場島登山口から早月小屋までテントを3張担ぎ上げた。早月尾根は北アルプス三大急登の一つで、登山口から早月小屋まで下りがほとんどなく、一直線な登りが続く。みんな疲れ切った頃にようやく早月小屋のテント泊地に着いた。雪は早月小屋に近づくにつれ増えてきたが、GW頃の積雪と比べるとさすがに少なめだった。 2日目は、テント地から剱岳のアタックである。上部は険しい岩稜と雪壁が連続する。しかし剱岳頂上まで、登りではロープを使わなかった。今回のメンバーは足並みがそろっていたので、雪壁の登りは慎重に登れば問題ない。獅子頭付近の岩場も、鎖場の雪が溶けて鎖がほとんど岩の上または雪上に出ていたので、これを使って鎖場ルートをロープなしで登降できた。従って有雪期の通常ルートである岩と雪のルンゼは通らなかった。剱岳頂上近くで、室堂からの登山ルート「別山尾根」に合流すると、急に人の数が増えた。室堂から登る登山者の方が圧倒的に多かった。剱岳頂上に着くと360度を絶景に囲まれ、達成感が高まった。この絶景の中心にずっと居たかったが、危険な下りが待っている。30分で頂上を後にした。急な雪壁の下りは、標高2,700m~2,600m付近で2カ所、ロープをフィックスしてクレイムハイストで降りた。 3日目は、テントを撤収して馬場島へ下山した。雪山の下山は雪がクッションになって普通は早く降りられるが、急峻な早月尾根では、そう上手くもいかず、それなりに時間が掛かった。下山後は富山市内の温泉と寿司を堪能して帰った。(3547) |