地図 <ヤマレコ><地形図> 

 山行基本情報 

山行部・専門部 アルパイン部
山名/山域 赤岳/八ヶ岳(スノーアドベンチャー冬山テント)
ジャンル 積雪期ピークハント
日程 2021年12月18日(土)~19日(日)
CL 会員番号3659
参加人数 7人
文責 会員番号3745

 山行個別情報 

天気 18日(土)曇りのち晴れ   19日(日)風雪のち霧
アクセス 自家用車2台
コースタイム

1日目:名古屋7:00==10:00美濃戸口駐車場10:30・・・12:10美濃戸山荘12:40・・・14:50赤岳鉱泉 

2日目:赤岳鉱泉7:10・・・7:50行者小屋8:10・・・文三郎道(阿弥陀分岐2730m付近)・・・11:05赤岳鉱泉12:57・・・14:13美濃戸山荘14:28・・・15:15美濃戸口駐車場

コース状況 美濃戸駐車場から赤岳鉱泉まで踏み跡あり、チェーンスパイクで歩ける。2日目の文三郎道では2600mを超えたあたりか風速15m/s以上の風雪で阿弥陀分岐手前の鎖は雪に埋もり、支柱がかろうじて見えるような状況で気温は-16度で視界は20m
共同装備 テント5テン、4テン、コッフェル、ガス、ツエルト、スノースコップ、スノーバー、ロープ

 紀行文 感想/記録 

紀行文

18日~19日にスノーアドベンチャー冬山テント泊での赤岳山行を7名で行いました。前日までの天気予報では大荒れ暴風雪25cm以上の積雪、18日から回復に向かうという予報で山行を決行しました。

1日目は八ヶ岳ブルーの中、テント場のある赤岳鉱泉までを踏み跡がしっかりとついた登山道をテント場まで歩きました。早速、テント設営の準備にとりかかるが、気温は-10度以下?雪がサラサラで踏み固める事ができず、すぐに指の感覚がなくなり、整地不十分なままとりあえずテントを張り、中から整地にする作戦に切り替えるがやや成功?失敗?

まあそんな事よりお腹が空いてきたので早速夕飯の準備にとりかかる。食担をしていただいた女性陣に感謝しつつ男性陣でやらねば!と、湯を沸かした鍋に食材をポンポン入れ、後から食事の準備にきた女性陣に”やっぱり怒られた”という感じで「ふわく山の会」をみんなで語り合い、まわりのテントに迷惑にならないように早めに就寝しました。

2日目は5:00に起床、テントから外を覗いてみると雪が降っており天気予報が外れたか?いや午後から絶対に晴れることを願って赤岳に向けて出発しました。行者小屋から文三郎道に入り、標高が上がるにつれてどんどん風雪が強まりゴーグルや眼鏡がくもってしまい外さないと歩けない状況になる人が続出、日本海を気圧の谷が東進するため、気温は-15度以下、風速は15m/s以上で体感温度としては-30度以下、この状況でゴーグルなしでは危険と判断し、阿弥陀分岐(2730m付近)で撤退する事を決め下山する事にしました。

冬の厳しい八ヶ岳の天気を体感でき、あらためて冬山は天候の状況しだいで山行のグレードが変わる事を実感できる山行となりました。

 写真