地図 <ヤマレコ><地形図>
山行基本情報
山行部・専門部 | アルパイン部 |
山名/山域 | 中央アルプス/南駒ヶ岳 |
ジャンル | アルパインクライミング |
日程 | 2019年12月27日夜~29日 |
CL | 会員番号3547 |
参加人数 | 4人 |
文責 | 会員番号3547 |
山行個別情報
天気 | 12/28 晴れ 12/29晴れ |
アクセス | マイカー |
コースタイム |
12/27(金) 21:30名古屋駅==23:30道の駅大桑(仮眠)
12/28(土) 5:20道の駅大桑==6:00伊奈川ダム下ゲート前駐車地970m・・・6:45伊奈川ダム上登山口1,080m・・・8:15南駒ヶ岳登山口1,450m・・・10:20見晴台1,850m・・・12:10北沢尾根分岐2,250m・・・13:05三角点2,411m(テント泊)
12/29(日) 6:05テント・・・7:40 2,591mピーク・・・9:10 2,712mピーク・・・11:10~11:25南駒ヶ岳2,841m・・・13:50~14:30テント(撤収)・・・15:15見晴台・・・16:30南駒ヶ岳登山口・・・18:25駐車地==23:20名古屋駅
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コース状況 | 伊奈川林道は道が崩れている箇所があるため、車両は伊奈川ダム下のゲートまでしか入れない。ゲート前の林道脇には3台ほどの駐車スペースがあるが、狭い。ここからダム上の平常時の駐車場まで45分の林道歩きとなる。 雪は少なめだったが、2,500m森林限界あたりより上はそれなりに多く雪が積もっており、ラッセルは免れなかった。 他に見かけた登山者は3人パーティー1組だけだったが、我々と合わせて7人で協力してラッセルしたので、頂上に至ることができた。 |
共同装備 | ロープ30m×1、スノースコップ×2、ツェルト×1、4人用冬テント×1ほか泊装備一式 |
紀行文 感想/記録
紀行文 |
12/28:入山日。南駒ヶ岳登山口あたりからやっと雪が目立ち始めた。ワカンでのラッセルは多少あったものの、テント地まで雪は少な目だった。途中で3人パーティーが追いついて来て、ラッセルのお礼を言ってくれた。2,411mピークのテントスペースは、2張りか3張りまでが限界か。その先にはテント適地はほとんどなかった。
夕食は、MZKさんお手製のペミカン鍋。凍らせて持って来てくれたたっぷりの肉と野菜が実に美味しかった。そうだ、その前に料理は、前菜の焼きカマンベールチーズ&焼きサラミ&焼き餅から始まっていたのだ。
12/29:頂上アタック日。テント地の先の森林限界まで来ると、さすがに雪が増えてきた。2,591mピークまではワカンを履いて進んだ。そこから先は岩稜帯になり危険なため、やむを得ずワカンを外し、ストックと共にそこにデポして、アイゼンとピッケルに換えて進んだ。しかしラッセルの場面はまだ多く、代わる代わるラッセルを交代して進んだ。気温は低かったが、快晴で風が弱く、絶好のコンディションだった。
SZKさんとKBSさんの機関車のようなラッセルパワーで頂上に至ることができた。ありがとう。頂上は360度の眺望で、空気が澄み、遥か遠くの山まで見通すことができた。
下山は滑落の危険性が増し、細心の注意を要する。ロープを出した所はなかったが、1歩足を滑らせれば致命的となる危険箇所が数多くある。その都度、CLから必ず一言、注意ポイントを声掛けして通過した。リーダーは、メンバーが通過するルートの下に入って滑落を止められるアンカー態勢を取ることも、時に必要である。それができない場所で不安なメンバーがいたら、迷わずロープを出すべきである。
14時前にテントに帰着できたので、その日のうちに下山した。テント地からわずか2時間で南駒ヶ岳登山口まで降り、そこから林道を更に2時間弱で駐車地に到着した。雪山の下山は、雪がクッション代わりになるので素早く降りられる。
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写真
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