剱岳に全員登頂。遠景は後立山連峰

 地図 <ヤマレコ><地形図> 

 山行基本情報 

山行部・専門部 アルパイン部
山名/山域 剱岳早月尾根
ジャンル アルパインクライミング
日程 2019年5月2日夜~5日
CL 会員番号3547
参加人数 8人
文責 会員番号3547

 山行個別情報 

天気 5/3 晴れ 5/4晴れ 5/5晴れ
アクセス マイカー
コースタイム
5/2(木) 20:00名古屋駅==23:45馬場島(テント仮眠)
5/3(金) 6:15馬場島・・・7:16松尾平・・・9:34標高1,600m標識・・・13:21早月小屋(テント泊)
5/4(土) 5:30早月小屋テント・・・8:30獅子頭・・・9:43剱岳10:20・・・14:45早月小屋(テント泊)
5/5(日) 5:45早月小屋(テント撤収)・・・8:49松尾平・・・9:31馬場島==16:40名古屋駅
コース状況 今回の山行は天候に恵まれ、予定どおりメンバー全員が剱岳に登頂することができた。
入山前に降り積もった新雪を警戒して、念のためワカンを持参したが、雪はよく締まって雪質条件は良く、ワカンは結局使わなかった。早月小屋には、見回りのためか人が来ていた。しかしまだ営業はしておらず、幕営料は無料だった。
共同装備 ロープ50m×2、スノーバー×2、スノースコップ×4、ツェルト×2、4人用冬テント×2ほか泊装備一式

 紀行文 感想/記録 

紀行文  残雪期の剱岳に早月尾根から登頂した。
 馬場島から早月小屋テント地までは登り一辺倒。下りはほとんどない。北アルプス三大急登と言われるだけのことはある。
 早月小屋の脇にテントを2つ張った。登頂前祝いの夕食は、MZKさんお手製の濃厚キムチ鍋。チーズのまろやかさが実にいい。
 剱岳アタックはAOKチームとYMDさんチームの2班に分かれて行動した。でもフィックスしたロープは両班で共用しながらクレイムハイストで効率よく進んだ。早月小屋から剱岳までの間、登りは獅子頭で1ピッチ、下りは獅子頭の1ピッチと雪壁で3ピッチ、ロープフィックスして安全を確保しつつ登降した。
 剱岳頂上からは360度の絶景。登ってきた方向とは反対側の後立山連峰の山並みを、頂上で始めて眼にし、感動した。
 早月尾根参加メンバーのうち大半の者が、3週間後には北方稜線の赤谷山から険路を長駆縦走し、剱岳への登頂を目指す。その北方稜線の峻険さを目の当たりにし、緊張感が一層高まった。
 登頂祝いの夕食は、TNGさん特製の食欲増進カレー飯。しかも軽量メシ。これは北方稜線でも使いたい。

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