地図 <ヤマレコ><地形図> 

 山行基本情報 

山行部・専門部  アルパイン部
山名/山域  赤岳~横岳(途中撤退)
ジャンル  積雪期ピークハント、積雪期岩稜帯縦走
日程  2018年3月3日~3月4日
CL  会員番号3028
参加人数  13名(男性8名、女性5名)
文責  会員番号3028

 山行個別情報 

天気  3日快晴、4日快晴
アクセス  マイカー3台 現地集合者2名
コースタイム 3日 名駅6:50==9:40美濃戸口P10:10・・・11:10美濃戸・・・13:30赤岳鉱泉14:40・・・ジョウゴ沢左ルンゼ・・・鉱泉(泊)

4日 鉱泉5:10・・・5:55行者小屋・・・(文三郎道)・・・中岳分岐・・・8:20赤岳頂上・・・8:50展望荘・・・8:55地蔵の頭・・・二十三夜峰・・・日ノ岳・・・鉾岳・・・石尊峰・・・10:00三叉峰手前撤退・・・10:50地蔵尾根分岐・・・11:45行者小屋・・・12:30赤岳鉱泉(昼食)13:20・・・15:50美濃戸口・・・(入浴)・・・20:20名駅

コース状況

3月1日(木)に湿雪が30-40cm程積雪があったが、稜線は風で殆ど飛ばされてむき出しの状態の箇所多し。文三郎登山道は程よい状態であったが、地蔵尾根登山道は逆にふかふかな雪が吹き溜まっていた。横岳への登山道は岩と雪のミックス地帯がほぼ三分の一。日の岳の正面の岩塔の基部で右にトラバースして横岳の核心部であるルンゼ状の一枚岩が雪で埋まり簡単に登れます。濃霧時にはルートを見失う恐れがある所ですが、八ヶ岳ブルーの中での登攀のため、難なく突破できました。

3日(土)は、鉱泉着後、トレーニングで大同心稜の急登を歩く予定でしたが、大同心ルンゼから大同心尾根に移る箇所のふみ跡がなく、胸まで浸かったため、尾根に辿りつくことが出来ず、敗退。ジョウゴ沢F2の左ルンゼにて、岩雪のミックスを登攀訓練。丁度藤内沢P5フランケの感じによく似たルンゼです。赤岳・横岳の岩稜帯歩行にもってこいの場所です。

共同装備  ロープ30m×2本、スノーバー2本、ツエルト4

 紀行文 感想/記録 

紀行文

 八ヶ岳ブルーの中、快適な雪山登山を堪能した二日間でした。晴れ男が出現!二日続きの晴天で、春山を思わせる陽気で、稜線も無風状態。こんな八ケ岳は滅多に経験できない。

3月3日雛祭りの当日、名古屋を朝6時50分に出発。天気予報では二日間晴れの予報。順調に美濃戸口に定刻10:00に到着。約3時間程の林道を歩き1時過ぎに赤岳鉱泉に到着。

早速装備を着けて今日の訓練場の大同心稜から基部に向かう尾根に取り付こうとするが、前日までに積もった雪で行く手を阻まれ、胸までのラッセルを強いられるも、途中敗退し、訓練場をジョウゴ沢F2左ルンゼの岩雪のミックスの急登を登る。明日の赤岳頂上直下と横岳の鎖場トラバースの前哨戦をこの左ルンゼで特訓!

鉱泉に帰り、いつものワイワイ会・モグモグタイムの開始。夕飯は名物鉱泉ステーキで腹一杯となる。

3月4日、赤岳・横岳のピークハントの日。朝5時10分に鉱泉を出発。行者小屋までの朝一番の歩行はキツ-イ!。文三郎登山道をもくもくと登り、7:20には赤岳頂上に到着。みんなよく頑張ったと称え合う。今年の赤岳は稜線には雪が着かず、岩稜帯をアイゼンでガリガリいって歩くので結構足にくる。

地蔵の頭から北側に向かう。久しぶりの横岳縦走路だ!二十三夜峰の尖った岩をすんなり越えて、梯子に取り付く。日ノ岳の雪稜帯のトラバースを危惧していたが、しっかりステップができており不安なく突破。鉾岳、石尊峰を越えて、三叉峰手前で時間切れで撤退と決めた。地蔵の頭まで戻り、ナイフリッジを注意深く降りれば後は樹林帯。

昼頃に鉱泉に到着し、各自昼食を摂り、帰路を急ぐ。帰りの林道歩きは何度来ても辛いものだが、着いた先は温泉だ!と自分に言い聞かせて先を急いだ。入浴して駒ヶ岳SAでソースかつ丼を食し、帰名。

1000%満足のスノーアドベンチャーであった。参加者の皆さんお疲れ様!来週は唐松岳、再来週は西穂高岳だ!トレーニングを積んで冬山をエンジョイしようぜ!