地図 <ヤマレコ><地形図>
山行基本情報
山行部・専門部 | アルパイン部 |
山名/山域 | 夏山No37 穂高縦走 北穂高岳~涸沢岳~奥穂高岳~前穂高岳 |
ジャンル | 2.無雪期ピークハント 縦走 |
日程 | 2017年8月18日(金)~21日(月) |
CL | 会員番号 3028 |
参加人数 | 5名 |
文責 | 会員番号 3028 |
山行個別情報
天気 | 19日曇りのち晴れ 20日晴れ 21日晴れのち曇り |
アクセス | 自家用車、タクシー |
コースタイム | 19日:上高地5:50・・・6:45明神・・・7:45徳沢・・・8:45横尾9:10・・・10:15本谷橋10:30・・・12:45涸沢小屋 20日:涸沢小屋5:50・・・9:30北穂高岳頂上10:10・・・11:45最低コル11:55・・・13:05涸沢岳13:20・・・13:40穂高岳山荘 21日:穂高岳山荘5:50・・・6:40奥穂高岳6:55・・・8:50紀美子平9:00・・・9:30前穂高岳9:45・・・10:15紀美子平10:35・・・12:55岳沢小屋13:10・・・15:05岳沢登山口・・・15:20河童橋 |
コース状況 | 北穂高から奥穂高の縦走路は荒れ気味にて浮石や落石が多く注意が必要。全体的にコース整備が十分されている。木階段の整備が素晴らしい |
共同装備 | ロープ30m、20m ツエルト2 |
紀行文 感想/記録
紀行文 |
今年の夏山は、雨が多く、沢山の夏山コースが中止や撤退になっている。この週末だけは晴れてほしいと願いながら、18日(金)夜8時30分に名駅前に集合し、中央道で沢渡を目指した。高速道路を運転中、雨が所々強く降り、行く手が心配される。道路情報では、恵那付近で豪雨のため事故車両の渋滞が始まっているようだ。瑞浪から恵那の間で土砂崩れもあったようだが、通り過ぎた後の事でホット一息。深夜12:30に沢渡駐車場に着き、仮眠した。 19日(土)タクシーで上高地へ移動。天気も思わしくなく山にはガスが立ち込めており、いつ雨が降ってもいい状態だ。登山届を出して、一同は明神・徳澤園・横尾へ順調に歩を進める。横尾大橋からは登山道だが、寝不足もあり体が重い。屏風岩を眺めながら涸沢に向かう。7月始めは可成りの雪渓があったが、8月中旬も過ぎると涸沢の下の雪渓もすっかり消え失せている。雪渓を踏むこともなく涸沢小屋に到着。早速、ビールをプシュッツとして喉を潤す。疲れもあり昼寝+夜寝も含め熟睡する。 20日(日)未明にトイレに起き空を見ると満天の星空だ。晴天間違いないと思うと眠れなくなったが、疲れもあり朝4時まで熟睡。朝食を取り、6時出発。北穂高沢をグングン詰めて、北穂高南稜に取り付く。最初の鎖場では、メンバーはいとも簡単にスイスイ登っている。右手には北穂東稜のゴジラの背がはっきり見える。来年はココを攻めようと決断する。松濤岩を越えれば北穂高頂上だ。北穂小屋で早い昼食を摂る。大キレットが一望だ。来月ココを料理しよう! 松濤岩から北穂南峰をタッチしていよいよ縦走路だ。滝谷ドームが一望される。数名のクライマーが岩に張り付いている。乾いたコールが聞こえる。東尾根にもバリルートを歩く登山者が一人いるようだ。奥壁バンドをトラバースし最低コルの到着。ここで小休止する。 目の前に亀岩が覆いかぶさってくる。今日の核心部の涸沢槍の鎖場だ。慎重に鎖と鉄杭で順調に登って行く。メンバーも慎重に狭いバンドを登ってくる。雨が降っていれば当然ロープを出して確保する地点である。オダマキのギャップを越え鎖場を数か所登れば、涸沢岳頂上だ。涸沢岳頂上から、目と鼻の先に穂高岳山荘の赤い屋根が見えれば今日のフィナーレである。穂高岳山荘が今宵の宿である。いつも通りビールで乾杯し、早々と昼寝と夜寝で体を休める。 21日(月)今日も朝から晴れている。奥穂高岳頂上を目指すが、3日目だが何と足が軽い。高揚感なのか疲れも感じずあっと言う間に頂上に至った。頂上からはジャンダルムはじめ馬の背などが一望だ。南稜の頭を通過し吊尾根を下っていく。紀美子平が遠く感じる。次のカーブを回れば紀美子平?と期待しながら下っていく。 紀美子平からザックをデポして前穂高岳をピストン。頂上からは北尾根が一望できる。3峰にクライマーが張り付いている。ガスが出てきたため急いで下山。イヤイヤ重太郎新道を下山。岳沢ヒュッテで小休止し、9時間かかって上高地に戻ってきた。パーティー全員多少の疲れはあるが、充実した山行であったため生き生きとし、逞しい顔つきに変わっているようだ。沢渡で湯を摂り帰名。 |
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