黒百合ヒュッテ前で

最初の岩場

 地図 <ヤマレコ><地形図> 

 山行基本情報 

山名/山域 北八ヶ岳・天狗岳 
ジャンル 雪山初級講習会 積雪期ピークハント 
日程 2017年1月21日~22日 
CL 会員番号3028 
参加人数 18名(男11名、女7名) 
文責 会員番号3028  

 山行個別情報 

天気 曇り時々雪 稜線は暴風雪 
アクセス マイクロバス 
コースタイム

21日 名古屋6:50==10:55渋の湯11:35・・・13:05唐沢分岐・・・14:00黒百合ヒュッテ・・・中山峠付近で訓練

22日 小屋7:35・・・8:30天狗の鼻(撤退)・・・9:00小屋10:05・・・11:45渋の湯==縄文の湯==17:50名古屋

コース状況 1月第2週の大寒波の影響で、登山道はいずれもたっぷり雪がある。黒百合ヒュッテの上の森林限界以上の稜線は暴風雪でホワイトアウトの状態であった。 
共同装備  ロープ30m×2本、ツエルト4

 紀行文 感想/記録 

紀行文

スノーチャレンジ雪山登山教室は、1月15日大日が岳での訓練を予定していたが、今冬一番の寒気が来襲して中止とした。この21日~22日も天候も良くないが、山テンの気象予報を確認しながら何とか実施できると判断し、決行となった。今回の参加者は、総勢18名(スタッフ6名・受講者12名)で渋の湯をスタートした。昨年の山行と打って変わって積雪は十分だが、悪天候が予想される為、撤退時期を考慮しながらの行動となった。

初日は、黒百合ヒュッテ前のガマ岩のスロープで滑落訓練を予定していたが、踏み跡もなく、ガマ岩までラッセル・ラッセルをしえども、辿りつかず、結局滑落訓練を中止して、中山峠あたりの岩場でのアイゼン・ピッケル訓練に変えた。黒百合ヒュッテ前で装備を装着。受講者達はこの低温(マイナス15度)で一気に冷えて指先が痛いとか言い出している。低温に慣れていないため手袋の調整が解らないようだ。初日の訓練を早々と終了して小屋に戻り、懇親会で明日の英気を養った。

寒暖計がマイナス13度

2日目は、朝7時30分に小屋を出発。気温はマイナス13度、風は時々20m程度は吹き荒れているようだ。中山峠を越えて樹林帯の中はそよ風みたいなもんだが、一歩樹林帯を外れると爆風で体がもっていかれる。耐風姿勢をとらせる。岩稜帯を抜けて天狗の鼻の尾根に辿りつくが、爆風はおさまる様子も無い。

最初の岩場

辛うじて尾根が見える

受講者の安全を考慮して、今回はこれまでとして撤退とした。受講者も今回の低温や爆風を体験できたことは今後の山行にとって貴重な体験となる筈だ。黒百合ヒュッテで休憩後、帰宅の路についた。

 写真