ステップアップ研修冬山Ⅱの実技研修は、計画では能郷白山であったが、22日日曜の天気が低気圧接近で春一番が予想されたため、沢が複雑に入り組んでいる能郷谷は、冬場雨が多量に降ると沢が急激に変化し、下山の際、渡渉できなくなる恐れが出た為、急遽大日ヶ岳に変更となった。大日ヶ岳はステップアップ第5期まで利用されてていた山域であり、講師・研修部とも慣れたコースのため安全を第一に運営するために変更となった。
アルパインをめざす会員の皆さんへ。ステップアップ研修はアルパインの登竜門です。是非とも第8期に応募ください(2015年8月募集です)
地図/標高グラフ <ヤマレコ>
山行基本情報
山名/山域 | 奥美濃・大日ヶ岳 |
ジャンル | 11.講習/トレーニング |
日程 | 2015年2月21日~22日 |
CL | 会員番号2714 SL 2954 |
参加者数 | 6名(男5名、女1名) 受講者2名 |
文責 | 会員番号3028 |
山行個別情報
天気 | 21日晴れ 22日雪時々小雨 |
アクセス | マイカー |
コースタイム |
21日 地下鉄本郷8:00==10:30大日ヶ岳登山口・・・胸突き八丁・・・15:00テン場 22日 テン場6:15・・・8:40頂上・・・テン場・・・13:00登山口=美人の湯=16:40名古屋 |
コース状況 | スノーシューの踏み跡があり、特に道迷いの恐れはないが、頂上付近は雪庇が発達し、尾根の左側は要注意! |
共同装備 | ザイル 20m(3089) ツエルト2 |
紀行文 感想/記録
紀行文 |
ステップアップの冬山Ⅱの実技研修は、能郷白山で計画。2月22日(日)の天候悪化が懸念されたため、研修部とCLの協議により、安全第一で山域を奥美濃の大日ヶ岳に変更。 登山口のスペースは僅か車3台分で既に埋まっていたため、奥のスペースに2台を何とか駐車して、出発の準備をした。テント泊のためザックも17-8kg以上有り、各自分担して背負いスタートした。 大日ヶ岳は、ダイナランドで有名な山であるが、冬場はスノーシューや輪カンを利用した登山がポピュラーな山だ。 約1時間ほど尾根を登ると胸突き八丁と呼ばれる急登が現る。70-80mの急坂だ。登りきると白山や荒島岳などが見えてきた。先を急ぐとまもなく一服平に到着。明日の天気を考えて、行ける所まで歩を進める。 一服平と偽大日の中間地点に今宵の宿を設営する。テントは5-6人用のアライの大型テントだ。重量は、本体・フライ・ポールを入れると総重量は優に9kgを超える重さだ。約1時間弱で設営を終わり、一同テントの中で休憩を取りながら、山談義となる。午後5時ほどから今宵の宴が開始された。今宵のメイン料理は、鳥鍋で参加者舌鼓を打ちながら夜が更けていった。8時に就寝したが、山に吹き上げてくる風の音や雪が吹きつける音で中々眠れない。午後10時半ぐらいからウトウトし3時半まで熟睡できた。 朝4時に起床し、朝食の準備に掛かる。朝食は各自でパンやカップスープ、チキンラーメン等さまざま。懸念していた天気はどうか?トイレのため外に出ると、何と言う事でしょう、雪が降り積もってフカフカの雪原になっていました。 直ぐ出発準備をし、6時にテン場を立った。吹きすさぶ風雪の中、尾根を外さず歩きます。途中途中で雪庇が発達した危険な箇所を避けながら登っていきます。一箇所雪庇を登り詰めて尾根に出ました。頂上まで残り僅か。雪も風も強くなってきたところ、そこは一面の平らな場所。大日ヶ岳の頂上でした。記念写真をさっさと撮り、下山開始。 途中で滑落停止訓練をしながらテン場に8時40分に到着。テントを片付け、一路登山口へ向う。途中雪から雨に変わり、帰路を急ぐ。12時半ごろに登山口に到着し、濡れた体を温めるために、郡上白鳥の「美人の湯」で温泉を満喫。夕方帰名。充実した研修山行であった。 |
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