山の遭難で最も多いのが「道迷い遭難」と言われています。また「道迷い」が焦りを生み、転倒や滑落につながることもあります。私たち中高年の安全登山にとって「道迷い」を防ぐことはとても大切です。さて、道迷いを防ぐにはどうしたらよいでしょうか。
基本的な対策は、まず地図とコンパスを携帯し、「①自分の位置を確認する。②登山ルートを把握する。」ということではないでしょうか。スマホのGPSも役立ちますが、地図を読む力があれば安全登山と楽しい登山に一層役立ちます。また安全登山には事前の準備が重要です。登山ルートをよく把握すること、行動時間を予測しておくこと、迷いやすい場所や危険な場所を地図でチェックしておくことが大切です。地図の読み方やコンパスの使い方は学ぶべきポイントがいくつかあります。
そこで、研修部では「地形図の読み方・コンパスの使い方」について机上講習(2時間)と実技講習(日帰り登山)を行い、会員の皆さんに基礎的な知識や技術の習得をしていただくようにしています。5月・10月・2月に年間それぞれ3回行います。
<2024年度の実施予定>
○机上講習:5/14(火) ・10/17(火) ・2/13(火)
内容「地図の種類・地図から地形を読む・概念図・ナビゲーション用具・コンパスの使い方(地図の整置・進行方向を知る・目的物を知る・現在地を知る)」
○実技講習:5/19(日)海上の森 ・10/20(日)三ヶ根山 ・2/16(日)金華山
内容「地図に示されたルートを歩く・コンパスの使い方実習・実際の地形と地図の比較など」
*申し込み・持ち物等詳細は会報に掲載される案内をご欄ください。