アルパイン部のM氏パーティーが、今年も槍ヶ岳北鎌尾根に挑戦!戦慄的な救助活動を行い、感動の登頂を果たした.
地図/標高グラフ <ヤマレコ>
山行基本情報
山名/山域 |
槍ヶ岳、北鎌尾根 |
ジャンル | 2.無雪期ピークハント |
日程 | 2014年 9月 12日(金 )~ 9月15日(月) |
CL | 会員番号2714 SL2954 |
参加人数 | 6名( 男4名、女2名) |
文責 | 会員番号2714 |
山行個別情報
天気 | 三日間とも晴れ |
アクセス | マイカ- ジャンボタクシー |
コースタイム |
一日目 行動時間 9時間50分 コースタイム9時間00分 二日目 行動時間 9時間50分 コースタイム8時間30分(事故者救助時間3時間30分) 三日目 行動時間 10時間45分 コースタイム9時間30分 |
コース状況 | 9/12 JR多治見駅前21:00==沢渡24:00(テント仮眠) 9/13沢渡6:10==上高地6:30・・横尾9:15・・大曲12:10・・水俣乗越13:50・・北鎌沢出会16:00(テント泊) 9/14テント場4:00・・北鎌ノコル6:45・・天狗ノ腰掛8:20・・独標基部9:2独標基部0・・独標10:20・・北鎌平13:20・・滑落事故現場13:50 滑落者救助 県警ヘリ事故者救出 17:30 現場でテント泊18:00 9/14テント場5:15・・槍ヶ岳頂上6:10・・槍ヶ岳山荘6:35・・ヒユッテ大槍7:40・・水俣乗越9:10・・ババ平10:40・・上高地16:00==沢渡(入浴)18:00==JR多治見駅20:50 |
概念図 | クリックすると大きくなります |
共同装備 | テント3(3.2.1人用) ザイル(8mm×30m) ガスコンロ一式2 |
紀行文 感想/記録
紀行文 |
九月の北鎌尾根は昨年に続いて二度目であるが涼しくて快適な尾根歩きが出来る事から非常に大勢の登山者で賑合っている。 水俣乗越からの下りは非常にザレていて危険である。今年も千丈沢は水流が伏流していたが北鎌沢からは水は豊富に流れ出ていた。独標の基部は可也崩れているのでフイックスロープを使って安全に通過した。 独標の頂上からは快適な尾根歩きで北鎌平を過ぎて、後一時間位で槍ヶ岳の頂上に立てる所で、先行の男女四人パーティの男性がCLの目前に滑落して来た。幸い二次被害は免れたが、事故者はルンゼを転がって落ちて行き途中で止まった。事故者の同行者はパニックに成って居たので自分がザイルを出して事故者の所まで降りて行き怪我の具合などを確かめる。出血等は確認出来なかったが物凄く痛がるのでそれ以上滑落しない様に事故者をザイルで固定、警察に携帯電話で救助要請をする。偶然通り掛かった山岳ガイドが県警ヘリと無線で交信。3時間過ぎて飛来して来たヘリに救助された。 自分達は暗くなってからの槍ヶ岳登頂は断念してその場にビバーク、翌朝一番に頂上に到着、大勢の登山者から拍手喝采を頂き嬉しかった。槍ヶ岳山荘からは数珠つなぎで槍沢を下山する登山者が見えたので東鎌尾根から水俣乗越を経て大曲に下山した。 |
写真 (クリックするとスライドショーに変わります)
感動の救助劇 |
東京労山所属の大田山の会から、救助活動の御礼状がホームページに送られてきました。 <9/14北鎌尾根、滑落救助のお礼> なお、県警のヘリで松本市内の病院に搬送された〇野ですが、昨日の内に東京都大田区内の病院へ転院いたしました。左手首と骨盤の骨折のため3週間の入院となりますが、体調も問題なく(動けませんが)元気でいられるのは、ひとえに皆様方のご協力の御蔭と、感謝をしてもし足りません。 〇野及び家族からもあらためてお礼のご連絡を差し上げたいのですが、私の不手際で連絡先が分からなくなってしまいましたので、大変不躾なお願いではありますが、M様のご連絡先を私のメールアドレスまでお送りいただく訳にはいかないでしょうか?何卒よろしくお願い申し上げます。 大田山の会所属 〇井〇 |
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