雲稜ルート1ピッチ目を登る筆者

 地図 <ヤマレコ><地形図> 

 山行基本情報 

山行部・専門部 アルパイン部
山名/山域 穂高・屏風岩
ジャンル アルパインクライミング
日程 2024年10月12日 ~10月14日
CL 会員番号3547
参加人数 2人
文責 会員番号3659

 山行個別情報 

天気 10/12(土)晴→午後雨、10/13(日)晴、10/14(月)晴
アクセス 自家用車
コースタイム

12日 上高地 10:35・・・12:10徳澤園・・・13:20横尾・・・13:52 横尾岩小屋跡・・・15:18テント場

13日 テント場5:00・・・5:30 T4尾根取付き・・・9:20 屏風岩東壁雲稜ルート・・・11:00第2ピッチ途中・・・12:30 T4尾根取付き・・・13::30テント場15:00・・・16:40横尾・・・17:50徳澤園テント場
14日 徳澤園6:50・・・7:56明神館…8:55上高地

コース状況 横尾岩小屋跡地辺りから横の沢に入り横尾沢を渡りますが、目印が乏しいのでGPS頼りとなります。沢の水は相当冷たいです。沢を渡ると岩だらけの谷を登り、テントが張れそうな平なところを探し、最後は石をよけます。
共同装備 3人用テント一式、50mダブルロープ(2本)、カム(#0.4~#3を1セット+マイクロカム数個)、ツェルト1、トランシーバ2

 紀行文 感想/記録 

紀行文

念願の穂高屏風岩を登攀しました!?

参加していいと言われてから、雨、雨と今回が3年目で、晴れ予報とマンツーマンという絶好のチャンスでした。初日、横尾沢を渡った頃から雨が降り始め、テントに入る時はずぶぬれでした。せっかくここまで来たのでT4尾根の取り付きまで行こうと決めて寝ました。

雨は夜のうちに上がっていたので、登るつもりで朝テントを出発、途中岩は結構乾いていたので、これは登れると思ってT4尾根の取り付きに到着。

上を眺めると、今まで見たこともない様なスケールのデカさに怯む。フォローなのでここでさっとセルフを取らないといけないが、自力でポジション見つけれず・・・。

リードが登り開始すると滑ると言う、自分は1ピン目のヌンチャクをはずし、登り開始すると想像以上に滑り、落下というか転がり落ちた。さっき取ったヌンチャクを掛け直し、がっつりヌンチャクを引っ張って登り開始することになってしまった。

次は、自分がリードで登り、覚えているのは、長い、終了点でより手前で支点をつくってしまい、またまた失敗。極めつけは、このあと大事なものがなくなってしまいました。あまりのショックでもうノックアウト寸前でしたが、雲陵ルートの取り付きで休憩し、意気を取り直して、1ピッチ目をリードで登る。

グレード5.7は「ホンマかいな?」と思うぐらいむずかしいし、体力使う。時間かかるが、なんとか終了点へ、次の2ピッチ目は選手交代でしたが、リーダーも体調悪く登れないということで、初めての屏風岩は終了。

帰りもなくなった道具の関係でただでさえ難しい懸垂なのに、さらに難しくなり降りるのに時間がかかった。

帰ってから、今までのやり方でも落ちないはずのやり方だったのに落としたので、さらに絶対落ちないやり方に変更することにした。とっさでできなかったガルダ―ヒッチも練習した。

50代最後での本格的アルパインクライミング挑戦だったのに、お前には無理だと屏風岩からのつぶやきが聞こえて来る様だった。本チャンの岩は登るのもロープワークも難しいです。失敗と登る余裕がなくへこみ、次に登る自身はありませんが、これで終わるわけにはいかないのでまたがんばりたい!?と思います。CLのAさんには、いろいろとお世話になり、ありがとうございました。

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