コンティニュアスビレイまで一とおりできました

 山行基本情報 

山行部・専門部 アルパイン部
山名/山域 千畳敷・雪上訓練
ジャンル アルパインクライミング
日程 2021年4月18日
CL 会員番号3547
参加人数 15人
文責 会員番号3547

 山行個別情報 

天気 風雪
アクセス マイクロバス
コースタイム 4/18(日) 名古屋駅6:30==(マイクロバス車中で机上講習)==8:45菅の台バスセンター9:15==(路線バス、ロープウェイ)〰10:15千畳敷駅10:35・・・10:45駒ヶ岳神社上の雪上訓練場着・・・雪上訓練前半【10:45~11:30アイゼン無と有での歩行(直登・直下降・トラバース・斜登降)、11:30~12:15滑落停止】・・・(昼食)・・・雪上訓練後半【13:00~13:50スタンディングアックスビレイ、13:50~14:40コンティニュアスビレイ】・・・15:00千畳敷駅15:30〰(ロープウェイ、路線バス)==16:22菅の台バスセンター16:30==19:00名古屋駅
コース状況 菅の台~千畳敷駅の路線バスとロープウェイは15人以上の団体割引で3,790円/人。要事前予約。
雪上訓練は、千畳敷駅の横にある駒ヶ岳神社の上の斜面で行った。ここはサギダルの頭から続く尾根の末端に当たり、雪崩の危険の少ない場所である。前日からの積雪で雪は軟らかくアイゼン歩行訓練には不向きだった。
天候は終日風雪で、非常に寒く視界が悪い中、みんなよく頑張って練習した。ただし悪条件のため動作は遅く、練習量は前回快晴の下で行った時の半分だった。
共同装備 ロープ30m~50m×10、スノーバー×6、バイル×2、ツェルト2

 紀行文 感想/記録 

紀行文 往路マイクロバス車中で机上講習を行った。資料は事前にメール配信しておいた。
歩行訓練は、歩行の基本であるアイゼン無し歩行に重点を置いた。歩き方の基本を知っておけば、後の山行で自分で実践しながら体に覚えさせて行ける。CLによる講義と実演の後、各自で実施。
滑落停止訓練は、CLによる講義と実演の後、2班に分かれて行った。訓練場所の下は緩斜面になっているが、滑落停止訓練時は安全のためバックアップロープをフィックスして行った。
昼食休憩後のビレイ訓練は、CLによる講義と実演の後、各ペアごとに行った。
スタンディングアックスビレイは、大部分の人が成功していた。失敗した人も、ピッケルをしっかり踏んでいなかったり、ロープを掛けるスリングが長すぎたり、掛けるロープが間違っていたり、直立姿勢を取っていない等の失敗原因を指摘し、2回目からは概ね成功していた。
コンティニュアスビレイも、大部分の人が成功していた。しかしパートナーの滑落を予期しての訓練なので、不意の滑落を常にこれほどうまく止められるとは限らない。
今回の訓練では一応の成果を得られた。雪量・雪質と気象条件次第だが、できれば雪山シーズン前にこの訓練が実施できると良い。

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