乗越浄土にて

 地図 <ヤマレコ><地形図> 

 山行基本情報 

山行部・専門部 アルパイン部
山名/山域 千畳敷カール・木曽駒ケ岳 雪上訓練(スノーアドベンチャー)
ジャンル 講習/トレーニング
日程 2019年12月15日(日)
CL 会員番号 3028
参加人数 男 9名 女 6名  合計 15名
文責 会員番号 3028

 山行個別情報 

天気 晴れ
アクセス マイカー 3台
コースタイム 名駅6:30==8:10菅の台BC9:00==しらび平++10:10千畳敷10:30・・・雪上訓練・・・11:50浄土乗越・・・中岳滑落訓練他・・・14:40千畳敷++菅の台BT==19:10名駅
コース状況 暖冬のため積雪量が少なく、千畳敷カール内での滑落訓練はできず、中岳付近に変更。
共同装備 ロープ4本、ツエルト4個、スノーバー4本、デジタル簡易無線機2台

 紀行文 感想/記録 

紀行文

2019年スノーアドベンチャーの第2弾。シーズンインは、恒例の千畳敷から木曽駒ケ岳のエリアでの雪上訓練が毎年の行事となっている。今年は暖冬のため積雪量が極端に少なく開催を危ぶまれたが、千畳敷は20㎝程の積雪があり、何とか訓練も予定通り実施できた。
まずは、ツボ足でオットセイ岩下部まで歩行し、アイゼンを装着し乗越浄土を目指す。乗越浄土下部の登山道を外れて急登を前爪とピッケル(ダガーポジション)で登攀した。氷化し始めていたので、参加者の状況を見て、登山道に向かって、トラバース訓練に急遽変更。前爪でのトラバース、ダガーポジションでのピッケルワークを体験して頂いた。
結構皆さんビビっていた人有り。やはり乗越浄土付近は高度感が有り一歩間違えれば滑落の危険度も高いため、訓練とはいえどもいい経験になったと思う。
千畳敷カール内での滑落訓練はできず、中岳下部で滑落訓練とスタンディングアックスビレイを訓練。
今回の山行も天気に恵まれ参加者は満足されたのではないかと思う。いよいよ来週は八ヶ岳の阿弥陀岳山行だ。小雪の中での訓練は、岩・氷・雪のミックスルートであり、今回の千畳敷訓練が十分役立つと確信した。
また、今回の山行からアルパイン部で購入したデジタル簡易無線機を携行し、実験的に使用したが、感度も良く、大パーティーの前後の緊密な連絡などに有効であることが証明された。スノーアドベンチャー、スノーチャレンジの山行で使用していきたいと思う。

デジタル簡易無線機

 写真