地図 <ヤマレコ><地形図> 

 山行基本情報 

山行部・専門部  アルパイン部
山名/山域 御在所岳・後尾根~砦岩下降 アルパイン仲間の集い 
ジャンル  6.アルパインクライミング
日程  2017年 12月 17日(日)
CL  会員番号 2714
参加人数  9名( 男3名 女6名 )
文責  会員番号 3028

 山行個別情報 

天気 曇りのち雪 
アクセス 自家用車 
コースタイム  日向小屋7:00・・・藤内小屋・・・兎の耳(装備装着)8:00・・・8:43藤内沢出会・・・9:40第1ルンゼ・・・後尾根取付・・・12:00後尾根の頭・・・13:00中道・・・13:45キレット・・・分岐・・・砦岩・・・14:50藤内小屋付近・・・15:20日向小屋
コース状況  14日・15日に降雪があり、コンディションも上々だが、まだ雪がフカフカ状態のため、CLの献身的なラッセルで後尾根取り付きまで到着。3つの難関をアンザイレンで踏破。中道も適当に積雪があり、砦岩分岐で下降に入る。殆ど踏み後無くCLの献身的なラッセルで下降。時間も遅くなる為、砦岩での懸垂下降を取りやめて藤内小屋直下に下山
共同装備  50mシングルロープ2本 カム#1、#2 ツエルト

 紀行文 感想/記録 

紀行文

 アルパイン仲間の集いの二日目。雪の後尾根である。降雪直後のコンディションを考えると大変厳しい登攀が予想される。過去にも後尾根核心部で可也の時間を要したこともあり、初心者がいる中で危惧したが、流石CLのMさんの指導の下、手こずりながらも核心部を突破した。
冬の後尾根を攻めるには、藤内沢のテスト岩から見える一壁に向かって1ルンゼを詰めて、後尾根の基部に至るコースだ。

1ルンゼ踏破では、CLのラッセルに次ぐラッセルでコースを開拓。本当に頭が下がる思いだ。感謝・感謝だ。後尾根基部の小滝は、まだ発達しておらず、左側の岩場を登攀するが、参加者のアイゼンの悲鳴が上っている。アンザイレンでの通過であるため、自信を持って登攀できる。リードに感謝だ!

二つ目の核心部は、切り立った岩壁の左側を進み、岩穴に向かって進む。ここでリードは引上げシステムを駆使してフォロアーを確保する。

最後の難関は、チェックストーンと呼びべき畳3畳ほどの岩が寝ているところを乗っ越すのだが、これはコツがいる。まずは、下部の小岩に左足を乗せて、ゆっくりと右足を畳状の岩に乗っ越し、左手で岩を押しながら、CLがセットしたヌンチャクを手掛かりに態勢を右に寄せると上手く畳状の岩に乗れる。苦労しながら皆さん頑張って登攀できた。後尾根の頭でホット一息。

中道を目指して笹を掻き分け前進。中道分岐から砦岩に下降するが、いずれも踏み後がないが、CLはよくこのコースを熟知しており、後に続く。

砦岩での懸垂下降を時間切れであきらめそのまま藤内小屋目指して一気に下山。この下山も半端ではない。パワーゾーンの設置したお助けロープがいたるところにある。藤内小屋がみえると一安心。日向小屋を目指す。
日向小屋の目前に石垣があり、やっぱりここを登ってフィニッシュであった。

 写真