地図 <ヤマレコ><地形図> 

 山行基本情報 

山行部・専門部  アルパイン部
山名/山域 表妙義、裏妙義、星穴岳 
ジャンル 2.無雪期ピークハント 
日程 2017年 11月 2 日 ~ 5 日 
CL  会員番号 2954
参加人数 6名(男性5名  女性1名)    
文責 会員番号 3314 

 山行個別情報 

天気  11/3 晴れ 11/4 晴れ 11/5 晴れ
アクセス 自家用車 2台 
コースタイム

11/2  大名古屋ビル前集合20:00==道の駅みょうぎ24:15(テント仮眠)

11/3 道の駅みょうぎP6:00・・大の字6:45・・大のぞき8:00・・相馬岳9:00・・鷹戻しの頭11:00・・中ノ岳12:30・・石門分岐・・中間道・・第四石門・・道の駅みょうぎP15:00

11/4 国民宿舎P6:15・・木戸6:50・・丁須の頭8:00/8:50・・赤岩基部9:25・・三方境10:25・・谷急山12:10・・三方境13:40・・国民宿舎P14:50==中之嶽神社P16:20(テント泊)

11/5 中之嶽神社P5:40・・西岳7:06・・星穴岳基部9:05・・中之嶽神社P12:45==(途中入浴14:30)==松井田妙義IC==大名古屋ビル前20:30 

コース状況  紅葉の時期は岩の上の落ち葉で滑りやすくなっているので注意が必要である。
鎖場が連続して続くので気を抜くことができないコースです。
共同装備 ・テント1・コッフェル2・ガス・ザイル2 50mX8.5mm・ツェルト2 

 紀行文 感想/記録 

紀行文

やっとです。このところ10月は、毎週末の雨で一か月くらいどこの山も登れず、FACTのメンバー全員のイライラが募っていました。山行決行日前日の天気予報は寒気が入り込み、あまりよくない予報でしたが、最近 登れていないこともあり、表妙、裏妙義、星穴岳の3日間の山行を決行しました。

11月3日 表妙義縦走・白雲山~金洞山

朝早く妙義神社の脇の急な階段を上り詰め、白雲山コースの登山道に入る。
登山道に入っても急こう配の山道が続き息を上げながら登って行く。そして、大の字へ、遠くで見たよりも意外と小さいな。と思い、奥の院へ入って行く、奥の院の奥の上方から一筋の光が差し込んでいるのをメンバーの一人が発見して、ここ登れそうだね。フリーで登ってよ!といつもだが、無責任な発言をする。体が抜けそうにない穴を ザックを背負って誰が登るんだと思ったが、そうだね。と話をかわし、登山道に戻る。 登り始めるとすぐに稜線に出た。ここからが クサリ場本番。見晴を超え、ビビリ岩を文字通りビビリながら登り、玉石、大のぞき、天狗岩を難なく通過して表妙義最高峰 相馬岳頂上1104mへ到着。(頂上は展望が効かない里山の雰囲気の頂上。)到着後、バラ尾根を下り、堀切の分岐点を通過し、いよいよ表妙義のメインイベント鷹戻しに入って行く。鷹戻しの基部に着き、いよいよ鷹戻しが始まる。ほとんど垂直に近い壁を見て鷹がこの壁を越えられずに戻ってしまう様子を頭に描きながら、60m近い壁を クサリを使い登り、鷹戻しの頭に到着。 今度は登ったものは降りなきゃいけない。今度は垂直の壁を クサリを掴みながら降りていく。全員ビビリながらも無事、鷹戻しを終了。今度は中ノ岳を目指す。中ノ岳への頂上への道は普通だったら険しいのだろうが、鷹戻しの洗礼を受けた私たちにとって難なく、中ノ岳頂上へ到着。頂上からは中間道に合流して、第四石門へ降り、道の駅のテント場に戻り、無事終了。
1日目:表妙義 最高峰 相馬岳1104m 登頂成功。

11月4日 裏妙義縦走 籠沢コース~縦走コース~巡視道コース

旧国民宿舎の奥から林道に出て、少し舗装路を歩き籠沢コースの登山口に入る。のんびり杉林の中の登山道を進んで行く。今日はノンビリ歩けそうだな。と考えて歩いていたが、知らない間に沢沿いの道に変わっていった。今度は沢を詰めていくと木戸を境に尾根道に変わり尾根を登り詰めると丁須岩の真下に到着。あの独特のハンマーみたいな岩を見て登るのは少し怖そうだなと思ったが、ここまで来て登らずに通り過ぎるわけにはいかない。丁須岩は先客がいたので、ハーネスを付け準備しても少し待つことになった。いよいよ、私たちの番だ。クサリは丁須岩のてっぺんから吊るされているのだが、クサリの下は断崖、地面までは20mくらいあるだろうか、落ちたらただのケガで済まされないことは一目瞭然。クサリの端を真横からチェーンを掴み横に一歩踏み出そうとするのだが、もし落ちたらと考えるとなかなか一歩が踏み出せない。勇気を振り絞って一歩を踏み出す。 落ちたらアカン、落ちたらアカンと頭の中で呪文のように唱え、必死で登る。そして、てっぺんに登り立つ。登ったものは降りなきゃならない。今度は下降、岩がオーバハングして下が見えない。今度も勇気を振り絞って、一歩を踏み出す。ここでも落ちたらアカン、落ちたらアカンと呪文のように唱え、必死で降り、無事 丁須岩の下にたどり着く。これは登山道のイベントにしては度が過ぎるやろ。と思った。 ここから先は赤岩と烏帽子岩を通過して三方境で休憩。 休憩後、裏妙義の最高峰、谷急山を目指す。谷急山へはアップダウンが激しく長時間歩いてきた私たちには体力的、精神的に苦しかったが、何とか裏妙義最高峰 谷急山頂上1162mへ到着。頂上からはアップダウンの来た登山道を三方境まで戻り、巡視道を経て旧国民宿舎に無事到着。夕食は食材を現地で調達して、下仁田ねぎの大鍋料理を作る予定だったが、肉を調達できず、大鍋料理は断念、個人食で賄うことに・・・。ベーステントなのでみんな思い思いのものを食べる。私はアルファ米と親子丼のドライフーズを2個。 アルファ米の上に親子丼のドライフーズを乗せてお湯を注ぎ、親子丼が出来るまで、みんなで持ち寄ったつまみをつまんで缶ビールを飲む。飲んでいるうちに親子丼の出来上がる時間がきたので、出来具合を アルファ米のチャックを開けて確認していると、誰かが それ、美味しそうじゃん の発声、それを聞いてか、 ホントだね、美味しそうだね との次の声、そのあともホントだね~の声。もうこれ以上、言うな~と心の中で思ったが、私から出た言葉が心とは裏腹な よっ、よっかたら 一口食べますか?と天使のようなことを言ってしまい、そうか、そうかでテントの中で丸く囲って食事していたメンバー全員が半時計周りに御試食することに。一周して私のところに帰ってきたときは親子丼の親子がお亡くなり、ただの つゆだくご飯に成り下がってしまった。 “親子丼、親子が無ければつゆだくご飯。” 2日目も無事終了。
2日目:裏妙義 最高峰 谷急山1162m 登頂成功。

11月5日 星穴岳 

中ノ岳神社の長い急な石段を登って行くと登山道の入口。登山道に入り、西岳分岐に出る。西岳の方に歩こうとすると入山禁止の看板があり、その後ろに虎ロープが何重も張られていた。まるで、これでも入ってケガをしたら“自己責任だよ”と言っているようだ。この虎ロープを抜け、先ずは西岳を目指す。西岳へ到着後、上端から垂らされてロープを使い、先頭の私がクライムダウンで下る。全員下降後、今度は星穴岳へ向かう。 途中、懸垂下降があり、少し手間取り無駄な時間を費やしてしまう。このあと、順調に歩くことが出来たが、懸垂下降の手間取りから 星穴岳登頂は時間的に無理と判断、星穴岳頂上は断念。星穴岳手前の懸垂ポイントで星穴まで下降し、沢状のところを 赤テープを頼りに下山するが途中、テープを見失い、東へ東へとトラバースするが下降ポイントが見つからず、結局、一般登山道に合流するまでトラバース。 そのあと、一般登山道を下り、中ノ岳神社を経て駐車場に到着。3日目は最高峰のピークを踏めなかったが無事終了。

3日目:星穴岳 最高峰 星穴岳 1073m 登頂失敗

3日目の星穴岳で、懸垂下降に時間がかかり過ぎてしまい、山頂に立つことが出来なかった。次回は懸垂下降の時間を出来るだけ短縮し、山頂に立ちたく思う。

 

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