地図 <ヤマレコ><地形図>
山行基本情報
山名/山域 | 後立山連峰・唐松岳 |
ジャンル | 積雪期ピークハント |
日程 | 2017年3月25日~26日 |
CL | 会員番号3028 |
参加人数 | 5名(男5名) |
文責 | 会員番号3028 |
山行個別情報
天気 | 25日晴れ 26日曇り後霧・雪 |
アクセス | 自家用車 |
コースタイム |
25日 名駅6:50==八方尾根駐車場・・・八方ゴンドラ++リフト2機・・・12:00八方池山荘12:45・・・ 八方池付近で滑落訓練・引上げ訓練(スタンディングアックシビレイ)・・・15:00八方池山荘 26日 八方池山荘6:30・・・丸山9:00・・・10:00唐松岳頂上山荘・・・10:30頂上・・・13:00八方池山荘・・・リフト++八方ゴンドラ・・・駐車場13:45==14:00入浴15:00==7:30名古屋 |
コース状況 | 入山者も多く尾根筋を歩くが踏み固められており、快適な雪道。八方尾根は広い尾根の為、ガスが発生しホワイトアウトでの事故が多いため、赤布旗は用意して臨み、丸山手前の迷いやすい尾根に数箇所設置したお陰で、下山の際のホワイトアウトで道迷いも無く無難に下山した。 |
共同装備 | 30mロープ1、スノーバー2本、ツエルト2個、GPS、赤布旗8本 |
紀行文 感想/記録
紀行文 |
CLとして、今冬8回目の冬山登山。幸運にもいずれも天気もよく厳しい冬山登山にはなっていなかったが、今回は、1日目は快晴で後立山連峰の山々全てが一望できる幸運にめぐり合うことが出来た。白馬岳・杓子岳・白馬鑓ヶ岳、不帰の瞼、唐松岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳全てが一望で感激しまくり!!2週前の西穂高岳でも感激したが、今回もそれに劣らず素晴らしい眺めを堪能できた。 さて、1日目は足慣らしと訓練も兼ねて、八方池ケルン付近で滑落訓練と引上げ訓練(スタンディングアックスビレイ)を実施した。雪面も適度に氷化しておりスピードが出ると10数m程度でも止まるのに結構パワーが必要だ。南側斜面で引上げ訓練を実施したが、CLが20-30m下って、スタンディングアックスビレイで引揚げる訓練も実施。スノバー2本を中間支点でセルフビレイしながら下る訓練も実施した。 2日目は朝6:30小屋を出発。この日の天候は、昼ごろから急速に悪化することが判り、午前中に登頂すれば、何とか小屋に戻れる計算で出発した。中間地点当たりまでは気温も高く汗ばむ陽気であったが、丸山手前あたりから急にガスが発生し、ひょっとしたらホワイトアウトに会う危険性も感じられた為、SLが赤旗を斜面に設置。危険箇所に数箇所に旗を設置して頂上山荘まで向かった。途中はガスも切れて頂上に辿り着くころには多少なりとも山容が見えてきたので「ひょっとしたら立山・剣岳も一望できるか」と期待をしながら頂上に向かった。最後の登りは、強風が強まりハァ・ゼイゼイと無様に上り詰めた。記念写真をとり、エネルギーを補填してそそくさとその場を去り下山開始した。 天候は益々悪化し始めて、丸山を越えたあたりから視界が10m程度となり、尾根の端すら見えなくなる。登りで設置した赤布旗を回収しながら下山したが、人工物を発見するとホッとするものだ。一時は視界が1-2mにもなるころはほんとに心細くなるがGPSを読みながら踏み跡を外さないように下ることを心がけた。約1.5時間ホワイトアウト状態を下山し、小屋に辿り着いた。結果この日、下山途中誰にも会わず下山したのが、頂上を踏んだのは、早朝4:30に出発したツアー登山客15名と我々の前に2組4名だけ頂上を踏んだだけであった。今回のホワイトアウトは大変良い経験であった。 |
写真
25日偵察と引上げ訓練
26日(日)唐松岳頂上アタック!
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