④P3をバックに

 地図 <ヤマレコ><地形図> 

 山行基本情報 

山名/山域 阿弥陀岳南稜 
ジャンル  アルパインクライミング(バリエーションルート)
日程  2016年7月16日(土)
CL  会員番号 3028
参加人数  3名
文責  会員番号 3028

 山行個別情報 

天気 曇り 
アクセス マイカー🚘
コースタイム 船山十字路5:00・・・7:20立場山・・・7:45青ナギ・・・8:45P1・・・9:00P2・・・9:45P3・・・10:30クライミング終了・・・10:45P4・・・11:00阿弥陀岳本峰頂上⌚・・・12:40不動清水分岐・・・13:20御小屋山・・・14:20船山十字路
コース状況

尾根取付きから立場山まで急登の連続。無名峰、P1、P2は左に巻く。踏み跡は全体的に明瞭で道迷いの危険性は少ない。P3では、ルンゼ登攀と直登でのクラミングが選択できる。直登のレートは5.6~5.7(3~4級)ルンゼは水が流れて滑りやすいので注意。下山は御小屋尾根ルートで、上部はガレガレだが、不動清水当たりからはハイキング道で快適で、脚にやさしい道だ!

共同装備 ロープ30m、ロープ50m 
概念図・地図 阿弥陀南稜 

 紀行文 感想/記録 

紀行文

アルパイン部の秋山登山企画。八ヶ岳集中登山の阿弥陀岳南稜のコースを下見しに行った。南稜は、一般登山道ではなく、いわゆるバリエーションルートである。日頃、藤内沢や一の谷本谷での練習でこのコースも簡単に制覇できる。

さて、コース解説で述べたように、立場山までは急登。

立場山

立場山

P1~P2は岩峰自体は凄いが、基部を回り込み登攀は不要。P3ルンゼも「ふわく山の会」のアルパイン部員なら誰でも簡単に登れるが、雨後は滑りやすいため注意が必要。

P2

P2

P1

P1

P3では、ロープを張るがゴボウで登れば大丈夫だ。クレイムハイストでいちいちセットする必要はない。アッセンダーを持っている会員ならばそれをロープにセットすれば簡単だ。

P3ルンゼ

P3ルンゼ

TSKさんとHMDさんはP3を直登したが、グレードは5.6程度(3~4級)で登山靴で登攀。

P3でクライミング

P3でクライミング

HMDさんがガッツポーズ

HMDさんがガッツポーズ

確保中のTSKさん

確保中のTSKさん

P3トップから頂上まではあと僅かだ。P4基部を回り込み簡単な岩場を登ればもうそこは阿弥陀岳頂上だ。

頂上へ向かう

頂上へ向かう

頂上には一般登山道からの登山者が7~8名いたが、南稜を登ってきたのは、我々と青年1人だけ。

DSCN3508

下山は御小屋尾根ルートを取ったが、ルート上部はガレガレで約1時間、結構嫌なコースだが、このコースから岩峰も見えず楽しみの無いコースで、よくもこのコースを登りに使う登山者は楽しみも何も無いなーぁ、と思った。

御小屋山

御小屋山

南稜の迫力と比べると物足りないのはしょうがないが、バリエーションルートを登攀して厳しいルートを行ける者だけに許される感動であり、アルパインクライミング登山者の冥利につきるとつくづく思った。 

 

 写真  📷