3ルンゼにて

 地図 <ヤマレコ><地形図> 

 山行基本情報 

山行部・専門部 アルパイン部 
山名/山域 御在所岳・藤内沢 アルパイン仲間の集い 
ジャンル 積雪期バリエーション 
日程 2017年 12月 16日(土) 
CL 会員番号 3089 
参加人数 8名( 男7名 女1名 )
文責 会員番号 3028

 山行個別情報 

天気 曇り
アクセス 自家用車
コースタイム  名古屋7:00・・・ゲート前・・・裏道登山口・・・日向小屋9:00・・・9:20藤内小屋・・・10:00藤内沢出会・・・藤内沢・・・12:00インゼル上部(休憩食事)・・朝陽台14:00・・・(裏道)・・・15:30日向小屋
コース状況 14日・15日に降雪があり、コンディションも上々だが、まだ雪がフカフカ状態のため、ラッセルでコース取りが必要であった。 
共同装備  50m・30mロープ各1本 スノーバー2本 ツエルト

 紀行文 感想/記録 

紀行文

早い冬の訪れで藤内沢もやっと普通に登れる状態となった。10日(日)は上部のみ積雪があり、至るところ、岩に氷が張り付いたベルグラ状態で、大変苦労しそうな状況を予想したが、2・3日前の降雪でルート全体が20~50cmの積雪量で上々のコンディションと予想できた。ただし、参加者の殆どが今シーズン初雪山であり、戸惑いもあったが、ベテラン揃いのパーティーであったので、難なく頂上まで踏破できた。

初心者は、女性のAさん独りで、生徒一人に先生沢山の状態で、彼女も満足のいく指導を受けられたのではないかと思っている。氷・雪・岩のミックスでのピッケルやアイゼンの扱い方を可也会得した。次回の山行では自信を持って雪山に参加できると確信した。

さて、藤内沢のコースは、テスト岩までは、前尾根でのアイゼントレーニングをするパーティーがいたため、ラッセルせずに到達したが、そこから先は全く踏み後もなく、CLと文責が交互にラッセルしコース構築に精を出した。

藤内滝上部ではロープを出して参加者を確保。P5フランケの氷柱も発達し始めている。見事な風景だ。蝙蝠滝手前のテラスを登るのだが、右側にガイドが設置したであろうピンにスリングやヌンチャクを設置すれば簡単に登攀できる。以前はこのピンも無く、ロープを設置して苦労した箇所であったが、何だか興ざめだ。

インゼル横のガリーでは積雪量も多く、ラッセルだけで階段状となり難なく突破。奏効しているうちに、12時となったため、立ち休憩をしながら、パンなどを齧る。3ルンゼで記念写真をとり、鋸岩の対面の岩を登って中道に到着した。

今シーズンの雪山登山がいよいよ開始したという高揚感であっという間の積雪期バリエーション登山であった。

 写真