地図 <ヤマレコ><地形図> 

 山行基本情報 

山行部・専門部 アルパイン部
山名/山域 月山~北月山(山スキー) 
ジャンル 9.山滑走 
日程 2017/5/2 
CL 会員番号 2935 
参加人数  4人(男3名女1名)
文責  会員番号 2935

 山行個別情報 

天気 晴れ 
アクセス 自家用車1台 
コースタイム 姥沢8:30・・・月山リフトトップ8:50・・・月山山頂12:00~12:30・・・弥陀ヶ原13:20・・ピーク1111m14:40・・・三角峰14:50・・・北月山荘17:30 
コース状況 月山までの登りは鍛冶小屋への急登はアイスバーンとなっている場合がありスキーアイゼン必要。北月山コースは右の広大な斜面に入り込まないように、北にルートを取る。弥陀ヶ原までは積雪量は十分。弥陀ヶ原から下部はブッシュが出ており雪が続いているルートを探す。ピーク1111mに続く痩せ尾根は切れており危険、手前で回避できる斜面有り。5月は積雪量が少ないと藪こぎをする必要がありそう 
共同装備 ツェルト1、ガス・バーナー、コッファ、ロープ15m 

 紀行文 感想/記録 

紀行文 今年の東北の5月連休は好天の予想、ここ数年GWに東北山スキーを計画するも悪天続き、今年こそはと、月山から北月山荘までの10kmに及ぶロングツアーに初挑戦
このルート5月連休だと雪がつながっているかも心配であったが、今年の雪は多いとの情報で計画を実施
姥沢よりリフトを一本乗ってリフトトップへ、ところが月山山頂はガスがかかり強風が20m以上とのこと、天気予報とは大違い。天候は回復に向かう予報とのことから月山山頂に向けてシール歩行開始、時々山頂が見え隠れする。鍛冶小屋跡への急斜面はアイスバーンとなっており、スキーアイゼンで登行。
山頂につく頃にはガスも切れ始め鳥海山、飯豊連峰が見えるようになる。山頂の祠は雪の中、やはり今年は雪が多い。山頂へは登山者、山スキー、ボーダーが次から次へと登ってくる。
山頂からいよいよ待望の滑降、北に延びる広大な大斜面。その先には鳥海山が見える。滑り出すころには、ガスも切れ、風も弱くなり絶好のコンディションとなった。
この日、北月山ルートへ滑り込んだのは我々4名のみ、どこを滑ってもよい広大な緩斜面に躊躇してしまう。ついつい右側の広大な斜面行きたい衝動に駆られる。ルートは北へと広大な斜面を右に見ながら滑降する。
月山がアッという間に小さくなる。弥陀ヶ原の小屋の前で休む。ここからが後半、さっそくブッシュに遭遇、右往左往し雪を拾っての滑降、右の稜線の端が比較的雪が続いていたが、谷に崩落しそうなところもあり危険を回避しながらのルートファインディングとなった。1111mピークの手前の下りで遂に、大きなクラックに遭遇、落ちれば這い上がるのも難しそう。右は谷、しかもクラックの入った斜面、左は急斜面のブッシュ、前進不能となった。少し戻りルート探索、左斜面のブッシュを掻き分け、急斜面の樹林帯を滑降、下部でシールを付け1111mのピークへルート復帰。
ここからの鳥海山の眺めは良かった。麓には北月山荘がずいぶん先に見え、
斜面も雪もつながっていそうで少し安堵できた。983mのピークも雪がついており
スキーを外すことなく通過、この先はブナの疎林を快適に滑降、三角峰はどこが
ピークか不明瞭だったが、標高700mあたりからブッシュが行く手を阻んだが、上手く回避、雪を拾いながら滑降、標高450m付近で雪が切れ、10分ほどブッシュを掻き分け北月山キャンプ場に出ることができた。林道を、しばらく歩くと北月山荘の鯉のぼりが見え長い一日が終わった。 

 写真