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 県連通信 

〇第48期県連登山学校へ3名のスタッフ等派遣

 第48期(2016年度)県連登山学校へ、ふわくから、スタッフ1名、研修生2名を派遣。受講生は5名。

〇夏山(合宿)前のトレーニングとして「確保技術講習会」「無雪期救助訓練」「救急救命法講習会」が無事終了。

 確保技術講習会 

机上講習会  

机上(6月13日)は、県連事務所で、12山岳会59名(内ふわく9名)が受講しました。講師は森県連会長とじねんじょ山の会の三宅さん(登山学校AC)でした。講義は、最近のクライミングの事故事例に触れながら、

「クライミングにおいて最も重要なリスクマネージメントは、墜落しないようにすることと墜落したクライマーを守ること」を強調、その後、確保理論を展開しました。

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実技講習会

実技は、6月19日、滋賀県比良山岳センター登攀壁で行い、参加者は、13山岳会57名(内ふわく8名)でした。

訓練内容は、

①  確保訓練

②  トップが墜落し確保者が止めた後のビレーの仮固定

③  懸垂下降時の仮固定

④トップ墜落者が宙吊りになった場合の登り返し等 

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 無雪期救助訓練 

机上講習会

机上は、6月20日(月)19:30~県連事務所で机上講座を開き、13山岳会80名(ふわく8名)が受講。講師はあつたの清水、ASCの小井両氏(共に登山学校AC)。

初めに、事故のシミュレーションを5班に分かれてディスカッションし、それぞれ班代表が発表、講評がありました。その後救助訓練実技について「山の仲間つくりは遭難対策上最も重要!」と強調されました。 

実技講習会

実技は、6月26日(日)藤内小屋上部河原周辺で行い、13山岳会72名(ふわく7名)が参加しました。

①  支点(アンカー)の作り方

②  5m下に滑落し骨折した事故者まで降りてゆく方法

③  キャッチした事故者を登山道まで引き上げる方法

④  登山道に引き上げた事故者を、ヘリや救急車まで搬送する方法

⑤  ザイル担架にて搬送する方法

⑥  川を渡らせる方法の6班に分かれて訓練

⑦  各班で救助者発見からピックアップ場所までの実際を想定し行動し、まとめを行いました。

最後に事故者をチロリアンブリッジで川を渡らせ、全体集会でまとめを行い無事終了しました。 

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   救急救命法講習会 (6月25日)

机上講習会

県連事務所で救急救命法講習会を13山岳会62名(内ふわく7名)と一般向け登山講座からの受講者15名、合計77名で開きました。講師は、森 和之会長、石井美穂婦人部長(いずれも東三河山ぽ会)。 

森講師からは、医師ではない我々がやるべきことは、「診断」ではなく「評価」であること、「目的は治療ではなく、現状をなるべく維持しながら治療機関に引き渡すこと」が強調されました。

山岳看護師認定取得中の石井講師は、目標は、悪化させないことを強調。感染防御、出血対応、三角巾の使い方、私の救急箱、低体温症、高山病倒等を丁寧に解説しました。

県連救急講習